2007 Fiscal Year Annual Research Report
政治理論のパラダイム転換-21世紀の新しい理論構築にむけて
Project/Area Number |
16203008
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
千葉 眞 International Christian University, 教養学部, 教授 (10171943)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古賀 敬太 大阪国際大学, 法政経学部, 教授 (90186643)
杉田 敦 法政大学, 法学部, 教授 (30154470)
寺島 俊穂 関西大学, 法学部, 教授 (70155464)
菊地 理夫 三重中京大学, 現代法経学部, 教授 (90153048)
富沢 克 同志社大学, 法学部, 教授 (60121597)
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Keywords | デモクラシー / 第三の道 / 市民的不股従 / 大衆社会 / 国民国家後 / ナショナル・リベラリズム / 環境政治理論 / 戦争論 |
Research Abstract |
本研究課題「政治理論のパラダイム転換-21世紀の新しい理論構築にむけて」は12名の中堅および若手の研究者の共同研究プロジェクトとして、21世紀の新しい政治状況および社会状況に創造的に対応できる新しい規範理論と制度構想を提示していきたいという熱意から生じたプロジェクトである。過去4年間にわたり年2-3回のペースで総計19回の「政治理論のパラダイム転換」研究会を開催し、そうした機会に12名の研究者が交互に自身の主題について報告をなし、また外部から多くの研究者をお招きしてご報告いただいた。外部から招待した研究者にはヨハン・ガルトゥング博士、ジョン・キーン教授、小野紀明教授、西谷修教授などが含まれている。 本研究課題の成果としては、風行社の政治理論シリーズとして刊行された次の一連の研究書がある。寺島俊穂『市民的不服従』(2004年)、菊池理夫『現代のコミュニタリアニズムと「第三の道」』(2004年)、山田竜作『大衆社会とデモクラシー』(2004年)、丸山正次『環境政治理論』(2006年)。今後、このシリーズではこの研究課題を受け持った他の研究者たちも続々と自らの主題に即した研究書を刊行していく予定である。 最終年度にあたる平成19年度は最後の研究会として、第14回「政治理論のパラダイム転換」研究会を山梨県甲州市甲斐大和市民センターにて開催。日時平成19年8月3旧9月2日。報告者と主題は以下の通りである。(敬称略)報告古賀敬太(大阪国際大学)「ポスト主権国家後の政治」報告岡本仁宏(関西学院大学)「新しい市民社会論について」田村哲樹(招聘研究者・名古屋大学)「就労、福祉、シティズンシップ論」千葉真(国際基督教大学)「カントの永遠平和論とコスモポリタニズム」寺島俊穂(関西大学)「ブラッドフォード大学訪問記一平和研究と平和主義の現在」活発な討議が行われ、実り多い研究会となった。
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Research Products
(5 results)