2006 Fiscal Year Annual Research Report
EU拡大がユーロ域・中東欧諸国の実体経済及びユーロの役割に及ぼす効果に関する研究
Project/Area Number |
16203023
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
藤田 誠一 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (40135778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 広正 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (80314459)
小川 英治 一橋大学, 商学研究科, 教授 (80185503)
吉井 昌彦 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (80191542)
クラフチック マリウシュ 龍谷大学, 経済学部, 教授 (70299535)
白井 早由里 慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (80306886)
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Keywords | ユーロ / EU拡大 / 最適通貨圏 / 中東欧諸国 / 通貨危機 / バラッサ・サミュエルソン / マーストリヒト条約 / ERM2 |
Research Abstract |
(1)日本金融学会春季大会において、研究協力者であるエドゥアルト・ホッホライター氏(オーストリア中央銀行)の来日に合わせて、パネルディスカッション「欧州通貨統合と新規加盟国」(座長:クラフチック)を開催した。またそれに先立ち、神戸大学および一橋大学において、ホッホライター氏の基調報告The European Monetary Union Enlargement and Lesson for East Asiaをもとに研究代表者・研究分担者とのディスカッションを行った。 (2)クラフチックは、CESIfo, Hohenheim University, Poland National Bank, Joint Vienna Instituteなどのセミナーに出席・報告するとともに、来年予定されている科研の報告書に代わる出版(英文)の執筆について打ち合わせを行った。 (3)小川・クラフチックはWestern Economic Association Conference(July 2007 at san Diego)でセッションMonetary Cooperation in Pacific Areaを企画運営し、欧州通貨統合のアジアへの教訓に関してディスカッションを行った。 (4)藤田・久保・吉井はチェコ中央銀行、ブダペスト経済研究所、ウィーン比較経済研究所などを訪問し、新規加盟国のユーロ導入と、EU拡大の中東欧諸国の実体経済への影響について意見交換を行った。 (5)科研に関する主な報告・講演は次の通りである。(1)藤田「拡大ヨーロッパ経済とユーロ圏の行方:ユーロは基軸通貨になるのか」(12月8日:静岡県立大学)、(2)白井Economic Crisis Classification and External Debt Management(1月:国際金融情報センター)(3)久保「拡大EUと東アジア共同体」(9月4日:関西経済同友会アジア戦略委員会)。
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Research Products
(7 results)