2006 Fiscal Year Annual Research Report
1990年代に開花した「負の遺産」の価値転換理論とマイノリティ居住区の地域再生力
Project/Area Number |
16203032
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
リム ボン 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10202409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
大津留 智恵子 (北川 智恵子) 関西大学, 法学部, 教授 (20194219)
出口 剛司 立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (40340484)
吉田 友彦 筑波大学, 大学院・工学研究科, 専任講師 (40283494)
轟 博志 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 助教授 (80435172)
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Keywords | 負の遺産 / マイノリティ / 移民 / ミュージアム / 市民活動 / 都市再生 / 被差別部落 / NPO |
Research Abstract |
2006年度の研究実績を列挙すると以下の如くである。 (1)ニューヨークにおけるロワーイースト・マンハッタンの移民コミュニティの再生過程と旧シナゴーグのミュージアム化についての現地調査を実施し、グラッツ女史、ジャパンソサエティ、地元NPO(テネメント・ミュージアム等)への聞き取り調査を実施した。この調査は主に東、リムが担当した。 (2)ミネソタ州のミネアポリスおよびセントポールにおけるモン族コミュニティの現状と市民活動についての聞き取り調査を実施し、マイノリティの政治参加過程を明らかにした。この調査は主に大津留が担当した。 (3)ドイツのハンブルグにおけるバリンシュタット移民博物館の建設プロジェクトの経緯と現地視察を実施し、ゲルハルト・ダマン氏をはじめとする関係者へのインタビュー調査、州公文書館における移民リストの閲覧と聞き取り調査を実施した。この調査は主に東、リムが担当した。 (4)東京都新宿区大久保地区におけるコリアタウンの開発状況とニューカマーの活動状況についての現地調査および聞き取り調査を実施した。この調査は主に吉田、リムが担当した。 (5)大阪、愛知等の近年の移民コミュニティへの現地視察を吉田が実施した。 (6)韓国ソウルにおける清渓川の再生事例と韓屋保存地区の現地視察を行い、「負の遺産」の価値転換の事例を分析した。この調査は主にリム、吉田が担当した。 (7)ドイツ・フランクフルトにおけるユダヤ人コミュニティの現状分析を出口が担当した。 (8)インドにおける被差別民の状況について主にダリットを対象としてウィリスが現地調査を実施した。 (9)大阪府堺市における被差別部落の現状と医療生協活動を軸とした都市再生のあり方についての調査を実施した。この調査はリムが担当した。
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Research Products
(8 results)