Research Abstract |
最終年の4年目は,研究成果のまとめを中心に行った。 1)研究成果のまとめ:最終年度にあたり,国内調査班,海外班,文献、年表作成班など,各班で行った研究成果をまとめ,5月に全体の研究会を,8月に国内調査班,9月に海外班の2部に別れ,研究会を開催し,相互に報告し討議した。これによって共通点と相違点を確認し,東北アジアにおける,カトリック社会福祉のあり方と今後の課題として報告をまとめ,その報告,および研究成果は以下の3部作を平成20年1月31日に発行した。「報告書」369頁×2000冊、「年表、文献」150頁×1000冊、「資料翻訳」81頁×1000冊。 2)研究成果の発表:学会発表として,日本社会事業史学会(5月20日、筑波大学),雑誌論文発表として,「戦前におけるカトリック養老院」(『純心福祉文化研究』),「奄美大島におけるハンセン病問題とカトリック-松原若安を中心に-」(『純心現代福祉研究』),「太平洋地域の過去、現在、未来」(『中京大学社会科学研究所叢書』),図書発表として,「帝国日本の植民地社会事業政策研究-台湾、朝鮮-」,「『基督新報』に見る植民地朝鮮の非公式的女性教育」(『東アジアの国民国家形成とジェンダー-女性像をめぐって-』),「「満州国」都市女性の生活及びその変化」(『東アジアの国民国家形成とジェンダー-女性像をめぐって-』),「中華圏の高齢者福祉と介護」,「中国の社会保障改革と日本」などの研究発表を行った。 3)報告書作成、発送:3部作にまとめた成果物は次のように発送した。国内(司教区-各2冊×16件,施設-報告1冊×173件,修道会-報告1冊×166件,小教区-報告1冊×456件,大学-各1冊×93件,本研究会講演講師-各1冊×5件,研究会メンバー-報告36冊、年表20冊、資料30冊×12件,事務局-各1冊×5件),中国-各1冊×8件,台湾-各1冊×5件,香港-各1冊×3件,モンゴル-各1冊×1件,韓国(施設など-各1冊×34件,大学、小教区-報告1冊×336件)
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