2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16204013
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Research Institution | Japan Aerospace Exploration Agency |
Principal Investigator |
松原 英雄 Japan Aerospace Exploration Agency, 宇宙科学研究本部, 教授 (30219464)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 貴雄 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部, 教授 (20202210)
和田 武彦 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部, 助教 (50312202)
有本 信雄 自然科学研究機構国立天文台, 光赤外研究部, 教授 (60242096)
児玉 忠恭 自然科学研究機構国立天文台, 光赤外研究部, 准教授 (80343101)
川良 公明 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (50292834)
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Keywords | 光学赤外線天文学 / 銀河進化 / 宇宙科学 / 多波長天文学 / 赤外線サーベイ |
Research Abstract |
2006年2月に打ち上げられた赤外天文衛星「あかり」により、本研究の主たるリソースである北黄極深宇宙探査観測を平成19年5月に一応の終了となるまで行った(8月26日に液体ヘリウム消失)。本年度は、本科学研究費補助金の最終年度にあたり、取得されたデータの処理・キャリブレーション、カタログ化といった作業を中心に行った。特に以下の研究成果の創出に専念した研究支援員一名を、約半年間、引き続き雇用した。(1)あかり」による赤外線サーベイ補填観測の実施とデータ処理・カタログ化:7-8月に実際に両取得された補填観測データをあわせ、全サーベイデータの画像解析・カタログ化を行った。(2)北黄極領域での可視光・近赤外域サーベイ:超極赤銀河候補は、可視光域では大変暗いので、大望遠鏡による各バンドあたり数時間の撮像が不可欠である。また、ミリ波分子輝線による追跡観測も有効である。国内および韓国、英国の研究者と共同で、これらの地上観測を行った(ミリ波分光観測および可視分光観測)。(3)「超極赤銀河」の抽出と公表:「あかり」による北黄極赤外線ディープサーベイによって得られた「超極赤銀河」の候補天体を抽出した。Spitzer宇宙望遠鏡(米国)では不可能な、「あかり」でしか検出不可能な、PAH Luminous銀河、Silicateブレーク銀河といった新天体の発見や、700個にも及ぶ中間赤外で非常に赤い銀河(ERMOs)の統計的性質などを明らかにした。これらの成果を国内外の学会・研究会で発表した。
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Research Products
(29 results)