2006 Fiscal Year Annual Research Report
地球規模観測研究のローカル情報へのダウンスケーリングに関する研究
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16206050
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
竹内 邦良 山梨大学, 大学院医学工学総合研究部, 教授 (50016672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沖 大幹 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (50221148)
立川 康人 京都大学, 防災研究所, 助教授 (40227088)
河村 明 首都大学東京, 都市環境学部, 教授 (10177735)
葛葉 泰久 三重大学, 生物資源学部, 教授 (50373220)
蔵治 光一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科附属愛知演習林, 助教授 (90282566)
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Keywords | ダウンスケーリング / 水文水資源情報 / 観測不足流域 / 不確定性 / IAHS / PUB / 水文モデル / 水文予測 |
Research Abstract |
本研究は、地球規模観測情報を小流域規模での水文水資源情報へ変換するダウンスケーリング技術の深化、開発を目的とするものである。具体的には、ダウンスケーリングに関する現状技術の相互比較を中心に、その可能性と限界の明確化、改善を行い、それに基づいて、総合技術として、新たなダウンスケーリング技術を提示する。 本年度は、研究計画の最終年度であり、個別研究課題ごとに当初目標に対する達成度と課題を明確にすることに重点を置いて研究を進めた。また、PUB-p全体の活動としては、下記の研究集会等を通じて、過去2年間の研究成果の取りまとめと今後のPUB進展に向けた活動方針・予定の策定を行った。 ○イラワジ河水文予測会議・現地調査(ミャンマー,平成18年10月9日〜15日) 個別研究で取り組んできた「予測不確実性の軽減」に関する研究成果をミャンマーのイラワジ河流域に適用し、水文予測と現地調査に基づく検証の結果から、現時点での予測不確実性のレベル、過去2年間での技術的進展(精度向上)の評価を行った。また、ミャンマーの水研究トレーニングセンター及び農業潅漑省と共同でMyanmar。Japan Bilateral Workshop on "Predictions of Ungauged Basins(PUB) for Improved River Basin Management"を開催し、PUB-jpの研究成果を紹介するとともに、流域管理へのPUB研究成果の応用について意見交換を行った。 ○第3回国内PUB研究会(三重大学,平成18年11月8日〜10日) 本研究課題の締めくくりとしての最終報告会を開催した。10年計画であるPUBの第一フェーズでの成果と課題を明らかにし、日本のPUB研究グループとしての今後の活動方針について討議した。
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Research Products
(10 results)