2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16206057
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
野中 泰二郎 中部大学, 工学研究科, 教授 (60027224)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 章 東京工業大学, 応用セラミックス研究所, 教授 (90158684)
河西 良幸 前橋工科大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00336489)
澤本 佳和 鹿島建設株式会社, 技術研究所, 上席研究員 (20416762)
世戸 憲治 北海学園大学, 工学部, 教授 (50154662)
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Keywords | 衝撃 / 破壊 / 衝突 / 建物崩壊 / 構造物 / 爆発 / 高層建築 / 列車衝突 |
Research Abstract |
鋼構造による超高層建築物の崩壊を防止するための設計法について考察した。鉛直荷重を伝達する仕組に注目し、絶対に壊れてはならない柱と破損を許容する部材とに分け、前者は強度的にも耐火的にも十分な安全性を保たせる一方、後者については構造物に冗長性を持たせて、力の流れを再配分する方法を提案した。 大地震を受ける鋼構造物について、振動実験と数値解析により、建物基部の柱に浮き上がりを許容することにより構造被害を軽減できることが分かった。 尼崎で発生した列車とマンションとの衝突事故をシミュレーションにより再現するとともに、列車の外壁などを補強している角形鋼管の肉厚の相違がクラッシュ時の列車の形状及びマンションの壁の損傷に顕著な影響を及ぼすことを明らかにした。 木造家屋の1階が衝撃的な地震によって倒壊するのを防止する外部耐震補強工法に関して,耐震性能評価に関わる各種の実証的な研究を行ってきた。地盤中に埋め込まれた補強用金属製ポールの水平耐力と変形能力を、陽解法の衝撃応答解析コードによって評価できることを明らかにして、それらの算定法を示すとともに、重錘が衝突した場合の解析事例と衝撃応答のパラメータ解析の結果を示した。 材料線形を仮定してコンクリートパネルの衝撃応答を数理解析的に求めた。パネルの曲げおよび剪断効果の他に、面内方向に作用する重力の効果をも考慮して、数値シミュレーションに便利なコンパクトな形で解を導いた。水素ガスを用いた爆発による既往の破壊実験結果と比較するため、Young率を区分的に変化させた。
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Research Products
(29 results)