2005 Fiscal Year Annual Research Report
欠損歯列における補綴介入および「短縮歯列」処置に関するマルチセンター・リサーチ
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16209058
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
五十嵐 順正 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20107303)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野首 孝祠 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (80028753)
河野 正司 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (50014098)
馬場 一美 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (80251536)
赤川 安正 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00127599)
石上 友彦 日本大学, 歯学部, 教授 (70191872)
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Keywords | 顎機能検査ソフト / 咀嚼能力 / 下顎運動測定 / 短縮歯列 / グミゼリー法 / 関節頭 |
Research Abstract |
17年度に、研究代表者から松本歯科大学におけるパイロット・スタディーの内容を呈示し、各研究分担者に研究方法を周知した。その際、問題点の指摘、研究方法の改良等を相互に検討し、ついで、全体会議を開催し、基本となる研究方法を確定した。この際、以下の項目を確定・実行した: (1)各研究機関における下顎運動測定装置の測定能力が本研究の実行に十分対応可能であるかどうかを確認し、共通の測定方法・項目を確定し、顎口腔機能評価ソフトを構築した。 (2)患者の顎関節における関節頭と関節窩の位置関係を3次元的に評価するためのエックス線CTによる撮像法については各研究機関で使用機種が異なることが予想され、これについては研究代表者が検討し、評価に耐えうるかどうかを検討する。その上で、基準的な撮像法・評価法を確定した。 (3)患者の咀嚼能力の客観評価には共同研究者の一人である野首の開発したグミゼリー法を標準手法として用い、測定法、評価法、記録法の統一基準を策定した。 (4)被検者となる患者の欠損歯列にたいするQOL評価について評価法のプロトコールを検討・確定したので、OHIP法、他のVAS法による主観評価を加え、顎口腔機能評価システムとしてソフトウェアを構築した。17年度はこれを用いデータの集積を行った。 研究代表者の五十嵐が松本歯科大学から東京医科歯科大学へ転出したので、次年度以降の研究代表校は東京医科歯科大学となる予定である。
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Research Products
(1 results)