2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16209060
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部口腔外科学第二講座, 特殊診療科教授 (90183532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平原 史樹 横浜市立大学, 医学部, 教授 (30201734)
高戸 毅 東京大学, 医学部, 教授 (90171454)
戸塚 靖則 北海道大学, 歯学部, 教授 (00109456)
平塚 博義 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50165180)
小村 健 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10334434)
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Keywords | 口唇裂 / 口蓋裂 / 口唇口蓋裂 / 先天異常 / 遺伝子 / ゲノム |
Research Abstract |
1.研究分担者との打ち合わせ会議を2004年5月26日、鹿児島県民交流センターにて開催し、本研究の実施方法、特に個人情報保護の方法、各施設において倫理委員会へ申請することなどを確認した。 2.本学においては、愛知学院大学ヒト細胞組織遺伝子疫学情報倫理委員会へ申請を行い、承認を得た。 3.研究分担施設へ血液採取ならびデータ入力のための物品を送付して、遺伝子試料の収集を開始した。 4.得られた試料は、これまでの本研究成果として平成15年度文部科学省ハイテクリサーチ拠点補助金で設置した匿名化システム、大型超低温フリーザー、特注遺伝子試料保管庫に、指紋認証システムなどを配した口腔先天異常疾患関連遺伝子共同研究機構の遺伝子試料保管室(バンキングセンター)にて、患者のプライバシーに十分留意するとともに安全に保管した。 5.日本人の口唇口蓋裂を伴う基底細胞母斑症候群の二家系の解析を行い、第44回日本先天異常学会学術集会(佐賀、2004.7.15-17)にて報告を行った。 これまでにバンキングされているモンゴル人の試料よりDNAを抽出した。現在、101家族(患者とその両親)303名ならびに対照群195名分のDNA抽出が完了している。前回の平成14〜15年度基盤研究B(豊田哲郎)「口唇・口蓋裂患者における主に葉酸代謝関連遺伝子を中心とした解析」においてベトナム人口唇口蓋裂患者170名ならびに対象群129名について解析したMTHFR(methylenetetrahydrofolate reductase)のC677T多型について、モンゴル人についても同様に解析を進め、口唇・口蓋裂との関連について解析を進めている。
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Research Products
(3 results)