2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16209061
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
相馬 邦道 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10014200)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯田 順一郎 北海道大学, 大学院歯学研究科, 教授 (90151232)
石川 博之 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (20184492)
後藤 滋巳 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (60142577)
清水 典佳 日本大学, 歯学部, 教授 (40154299)
高田 健治 大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (50127247)
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Keywords | 顔 / 口もと / 顔面規格写真 / 顔面軟組織分析 / 歯科矯正学 / 口腔内診査 / データベース / 社会的評価 |
Research Abstract |
本年度は、各研究機関において、歯学部学生、教職員、病院来院者や一般人を対象に大規模調査を実施した。統一基準に従い、「日本人の口もと」に関する基本調査、咬合・口腔内診査および顔面規格写真を中心とした資料収集を行った。また、顔面規格写真の分析・評価項目に関して安定して計測できる環境を整え、カスタマイズした市販ソフトウェアを用いて計測を行った。これらの基本調査および咬合・口腔内診査の結果と顔面規格写真の計測結果に関して、統計解析を行なった。 その結果、大規模集団より日本人の口もとに関する信頼性の高い基本統計量のデータベースをまとめた。これらの基本統計量に関しては、国内の報告との比較では大きな相違はなかったが、海外の報告と比較するとIII級傾向や口もとの突出傾向など日本人の特徴が明示された。基本統計量の母集団別の比較では、一般集団と歯科関係者集団では、矯正既往者の割合以外に差があった。また、治療前後の患者では口もとの形態に差があった。性別,出身地域,既往・習癖・嗜好の有無によっても計測項目によっては差が認められた。さらに、心理的問診事項と咬合・口腔内診査や口もとの計測結果とは必ずしも関連がなかった。すなわち、心理的項目では個人差が大きかった。矯正治療前後の患者の比較では、気になる部位の差は少ないが、満足度は増加した。咬合・口腔内診査と口もとの形態(計測結果)との関連性を検討した結果、前歯の傾斜と口もとの形態などに関連性が認められた。
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Research Products
(5 results)