Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺西 俊一 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (30134878)
畑 明郎 大阪市立大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (20275233)
外川 健一 熊本大学, 法学部, 教授 (90264118)
除本 理史 東京経済大学, 経済学部, 助教授 (60317906)
大島 堅一 立命館大学, 国際関係学部, 助教授 (00295437)
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Research Abstract |
研究代表者の吉田文和は,韓国における家電リサイクルの調整を行い,論文を学会誌に投稿中である.また中国の重慶と上海一般廃棄物処理の状況について実施調査を行い,また中国の「循環経済」促進法の準備状況を調査した.これについては論文を準備中である.さらに日本の循環型社会についての英文書を公刊した(The Cyclical Economy of Japan,. 研究分担者の寺西俊一はネパールと中国における調査と国際会議に出席し,アジアにおける環境保全政策の比較研究と交流を行った.とくに中国の環境問題については,「特別企画 中国の衝撃と世界システムの変容…日本,アジア,世界はどうなる(第10回)地球環境を左右するアジアの動向と行方 環境協力ネットワークの多角的推進が急務」『日本経済研究センター会議』936号で詳しく論じた.また環境経済・政策学会の年報10号に「これからの環境研究に期待したいこと-環境経済・政策学会発足10年を振り返って-」を掲載し,学会活動の総括的論文を公表している. 研究分担者の畑明郎は2004年に続き韓国の環境調査を行い,調査報告を行った(「韓国環境問題調査」『経済研究』56(1)).また,アジアと日本における土壌・金属汚染について精力的に調査・発表を行っている. 研究分担者の外川健一は国内外の自動車リサイクル法の実施と施行状況の調査を行っている.日本からアジアや海外に流出する中古自動車の実態についても調査を行っている. 研究分担者の除本理史は,大都市の大気汚染の比較研究を行い,四日市,東京の大気汚染,自動車による大気汚染被害について調査を行っている. 研究協力者の小島道一は,アジア各国のリサイクルの実情調査,また越境するリサイクルについて精力的に調査・報告を行っている.その成果は小島道一編『アジアにおける環境資源貿易』アジア経済研究所,2005年.(同英語版,International Trade of Recyclable Resources in Asia, Institute of Developing Economies, 2005.)として公表された. 2006年度はまとめに当たり,第三回世界環境経済学会(京都,7月)において分科会を開催し,さらに研究成果を公表する予定である.とくに中国の動向把握と,アジア各国のリサイクルと越境リサイクルについて焦点を当てて,まとめを行う予定である.また,『アジア環境白書』(東洋経済新報社)の2006年版を刊行予定である.
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