2005 Fiscal Year Annual Research Report
アジアにおける住宅・都市復興と被災都市の社会・空間変容に関する比較研究
Project/Area Number |
16252002
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
中林 一樹 首都大学東京, 都市環境学部, 教授 (80094275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤田 雅浩 長岡造形大学, 造形学部, 講師 (00329343)
市古 太郎 首都大学東京, 都市環境学部, 研究員 (10318355)
米野 史健 国交省, 国土技術政策総合研究級・住宅研究部, 研究官 (60302965)
福留 邦洋 人と防災未来センター(兵庫県), 研究部, 研究員(研究職) (00360850)
照本 清峰 人と防災未来センター(兵庫県), 研究部, 研究員(研究職) (10416399)
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Keywords | 阪神・淡路大震災 / トルコ・マルマラ地震 / 台湾九二一集集地震 / 中越地震 / 市街地空間復興過程 / 住宅復興 / 集合住宅再建 / 被災者の生活再建支援制度 |
Research Abstract |
平成16年度に引き続き、1999年に発生したトルコ・マルマラ地震、台湾・集集大地震からの復興過程の実態把握とともに、わが国の復興事例として1995年の阪神大震災、2004年の新潟県中越地震を取り上げて、調査研究を進めた。 海外事例の調査は、2005年8月にはトルコの、同9月及び2006年1月には台湾の現地調査を実施した。トルコでは、公共事業住宅省災害事業総局・建設技術局、赤新月社、アダパザル都市自治体、デールメンデレ都市自治体を中心に、復興事業関連機関ヒアリング、被災者ヒアリングとともに、アダパザル中心市街地及びデールメンデレ市街地において被災市街地の復興街並みデータベース化のためのデジタル写真撮影と調査票調査を行った。台湾では、9月に政府復興本部(重建委員会)、営建省、重建基金会、南投縣政府、台中縣政府、集合住宅再建団体、復興計画コンサルタントなどへのヒアリングとともに、断層周辺地域での復興と土地利用規制に関する実態調査、集合住宅再建事例・集落地域での復興事業(社区重建事業)へのヒアリング調査などを行った。また2006年1月には、南投縣中寮郷および東勢鎮において被災市街地の復興街並みデータベース化のためのデジタル写真撮影と調査票調査を行った。 国内では、阪神・淡路大震災の復興まちづくり協議会に関する資料整理及び復興街並みのデータベース化を試みるとともに、中越地震からの復興過程について、資料収集などを行ってきた。 研究成果としては、建築学会大会での口頭発表の他、地域安全学会大会、都市計画学会大会等での論文発表、学術論文誌などへの論文発表を行ってきたほか、聞き取り記録や収集した資料については、Web上で研究分担車窓後に共有できるシステムを構築している。年度報告を取りまとめるとともに、現在、復興街並み景観の比較による空間的分析に向けて作業を進めているが、その成果を含めて、ひろく海外にも公開していく予定である。
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Research Products
(5 results)