2005 Fiscal Year Annual Research Report
超高速有線無線網におけるシームレスな人とネットワークの共生コンピューティング環境
Project/Area Number |
16300011
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
白鳥 則郎 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (60111316)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 哲男 東北大学, 情報シナジーセンター, 教授 (20282006)
菅原 研次 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (00137853)
菅沼 拓夫 東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (70292290)
藤田 茂 千葉工業大学, 情報科学部, 助教授 (40296322)
北形 元 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (20344731)
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Keywords | 共生コンピューティング / 超高速有線・無線網 / シームレス / ポスト・ユビキタス情報環境 / ネットワークミドルウェア / ネットワーク運用管理 / エージェント |
Research Abstract |
本研究では,ポスト・ユビキタス環境を目指し,有線・無線間のギャップを埋める仕組みを考案し,超高速有線・無線ネットワークの双方の利用者がネットワークと共生し,誰でも誰とでも,有線・無線を意識することなく手軽に安心してサービスを享受できる「超高速有線・無線網におけるシームレス共生コンピューティング環境」を研究・開発する.今年度は,シームレスネットワーキング及び共生コンピューティング環境の基盤技術の構成を目標として,以下の5つのテーマ(A)〜(E)の研究開発を推進した. (A)超高速有線・無線網におけるシームレス共生コンピューティングアーキテクチャの開発 (B)超高速広域ネットワーク運用・管理技術の開発 (C)新世代ネットワークミドルウェアの開発 (D)超高速有線・無線網におけるシームレスTCP/IPネットワーク技術の開発 (E)人とネットワークの共生コンピューティング基盤の開発と評価 (A)〜(D)については,ほぼ当初計画通りの進捗にて研究開発が進められ,予定通りの研究成果を得た.(E)については,共生コンピューティング環境の応用例として,まず,「地域情報基盤システム」の基本概念を提案した.次に,これに基づいて地域情報基盤システムの具体的なシステムとしてRUISを構成した.さらに,RUISの基本モジュールとして,(1)共生コンピューティング環境の開発支援ソフトウェア,(2)共生コンピューティング向き個人情報管理支援ソフトウェア,(3)人とネットワークが共生するための個人情報入力支援システム,を設計し,そのソフトウェアモジュールを開発した.これらをもとに,さらに子供の見守り支援システムの開発へ向けて実験システムの原案を設計した.以上のように,(E)については,当初の研究計画を上回る研究成果を得た.
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Research Products
(6 results)