2007 Fiscal Year Annual Research Report
Ipv6End-to-endマルチホームによるインターネットの高信頼化
Project/Area Number |
16300016
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岡部 寿男 Kyoto University, 学術情報メディアセンター, 教授 (20204018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 素典 国立情報学研究所, 学術ネットワーク研究開発センター, 特任教授 (30268156)
江原 康生 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (40324686)
吉廣 卓哉 和歌山大学, システム工学部, 助教 (80362862)
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Keywords | IPv6 / マルチホーミング / マルチプレフィックス / SCTP / 送信元アドレス依存経路制御 / partial reliability / リアルタイム伝送 / ストリーミング |
Research Abstract |
前年度までの成果を深化・発展させ、以下の項目について研究を行った。 ○サイト内送信元アドレス依存経路制御の実装 サイト内に送信元アドレス依存の経路制御(SADR)を導入することにより、エンドホストの選択した上流ISPまで効率的にパケットを転送できるようなネットワーク層環境を開発した。 -WindowsなどのOSがルータとして動作するときの送信元アドレス依存経路制御(SADR) -エンドホストにおける送信元IPv6アドレス選択のための機構及びAPIの設計 -WindowsなどのOSにおけるSADRを前提としたSCTP(Stream Control Transport Protocol)のnative実装 ○IPv6 end-to-endマルチホーミング対応の映像伝送アプリケーションの実装 提案方式を有効性を、SCTPの拡張であるPR-SCTP(SCTP Partial Reliability Extension)に基づく高品位映像伝送アプリケーションを実装し確認した。単にアプリケーションとして実装するのではなく、提案手法に基づくリアルタイム伝送アプリケーションを簡単に作れる汎用性のある環境をトランスポートプロトコルとAPIとして実現した。それを通じて具体的には以下のことを行った。 -PR-SCTPのAPIを用いてリアルタイム伝送アプリケーションを作成するための方法論の提示 -経路切り替えが働いた時の伝送への影響の調査 -経路切り替えをスムーズにする方法の提案
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Research Products
(3 results)