2005 Fiscal Year Annual Research Report
安全性・信頼性の向上を目的とした次世代通信網の広域資源運用管理方式の開発
Project/Area Number |
16300020
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
浅野 正一郎 国立情報学研究所, 情報基盤研究系, 教授 (50092119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 俊二 国立情報学研究所, 情報基盤研究系, 助教授 (00280561)
計 宇生 国立情報学研究所, ソフトウェア研究系, 助教授 (80225333)
藤野 貴之 近畿大学, 工学部電子情報工学科, 講師 (60300703)
漆谷 重雄 日本電信電話(株), ネットワークサービスシステム研究所, グループリーダー
魚瀬 尚郎 日本電信電話(株), サービスインテグレーション基盤研究所, 主幹研究員
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Keywords | 次世代ネットワーク / 全光ネットワーク / 障害管理 / パス・プロテクション / 動的ネットワーク資源管理 / 品質制御 |
Research Abstract |
平成16年度は、動的・広域資源管理機能の全体的な機能枠組みを提案しているが、平成17年度にはそれを発展させ、動的資源管理を実現するシステムであるPCE(Path Computation Element)の評価を行い、OXC(波長クロスコネクト)や光ネットワーク機器の全体の資源管理と、安全性・信頼性の維持とを、短時間に同時に実行可能とする実現性を明らかにした。本件に関しては、IEE Electronics Letters、ECOC(European Conference on Optical Communication)、電子通信学会論文誌にて発表している。 一方、平成16年度には、「Border Model」と命名した光・IP統合制御モデルを提案している。このモデルの実証のために、本研究費で購入した波長(λ)多重分離装置基本制御部と、別途購入したBorder Modelを実装するルータを国立情報学研究所に設置し、評価を実施した。本件については、電子通信学会論文誌にて発表している。 また、ネットワーク内に設定した通信を、障害時に保護し、通信品質を可能な限り維持する機能の実現に関しては、評価試験を実施したところである。これには、日本テレコム(株)情報通信研究所副所長 米田 進の協力を得ている。本件の発表は、新たに設けられたMPLS2005国際会議にて概念を提案しているが、総合的な発表を次年度に改めて行うこととしている。尚、本実験のために品質評価装置を必要としたが、国立情報学研究所の経費を充当している。
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Research Products
(7 results)