2006 Fiscal Year Annual Research Report
安全性・信頼性の向上を目的とした次世代通信網の広域資源運用管理方式の開発
Project/Area Number |
16300020
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
浅野 正一郎 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (50092119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
漆谷 重雄 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (70442522)
阿部 俊二 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 助教授 (00280561)
計 宇生 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 助教授 (80225333)
藤野 貴之 近畿大学, 工学部電子情報工学科, 講師 (60300703)
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Keywords | 次世代ネットワーク(NGN) / 全光ネットワーク / 障害管理 / パス・プロテクション / 動的ネットワーク資源管理 / 品質制御 |
Research Abstract |
前年度までに全光通信技術を使用する次世代ネットワークのための動的・広域資源管理機能の全体的な機能の枠組みを提示するとともに、「Border Model」と命名した光・IP統合制御モデルを提案し、これらに基づき通信網の動的バックアップ(プロテクション)方式を提案・評価することで、ネットワークの安全性・信頼性の向上を具体的に示した。 平成18年度には、動的資源管理を実現するシステムであるPCE(Path Computation Element)を完成し、これをOXC(波長クロスコネクト)や光ネットワーク機器と連動させることによって、安全性・信頼性の維持機能を総合的に評価した。PCEを連動させた評価を行うために、擬似ネットワークノードを模擬するシステム(ワークステーション)の購入を行っている. 一方、「Border Model」と命名した光・IP統合制御モデルを提案している。これに基づく制御機能を次世代ネットワークを構成する通信ノードに実装することで、現状のインターネット制御と次世代の光パス制御を同時に制御することが可能となる。本統合制御モデルを国際標準化組織であるITUに提案し、提出した標準化文書案に基づく検討を実施することで、活動の進展に寄与した。ITUでは、より広範に次世代ネットワーク(NGN)機能の拡張と位置づけて検討を進めることとなり、次年度も活動は継続する。 尚、国際標準化活動を実施するために、ソフトバンクテレコム情報通信研究所 副所長 米田 進氏(国立情報学研究所、客員教授)が研究協力者として参加した。
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Research Products
(5 results)