2004 Fiscal Year Annual Research Report
点集合表現幾何モデルに基づくグラフィックス技術の開発
Project/Area Number |
16300021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
千葉 則茂 岩手大学, 工学部, 教授 (40171946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 忠博 岩手大学, 工学部, 講師 (00312512)
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Keywords | ポイントベースモデリング / ポイントベースレンダリング / デプス画像 / パーティクルベースシミュレーション / GPU / LOD / レンジセンサ / ボリュームレンダリング |
Research Abstract |
本年度は以下のような研究成果を得た.成果発表については,いくつかの成果について研究会で講演発表を行った.今後は,国際会議やJournalでの発表,および特許出願を行っていく予定である. (1)レンジセンサによる獲得データなどのデプス画像に対する技術開発として,複数の計測データを1つの形状モデルとして統合するための,特徴線分の検出に基づく相対的な位置合わせ技術の開発を行った. (2)デプス画像ベースレンダリング技術の開発として,階層的メッシュ化法と,デプス画像で表現される点集合の効率的なデータ量削減法についてプロトタイプの開発を行った. (3)粒子ベースシミュレーションなどにより得られる点集合に対する技術開発として,隣接したスライス点集合の境界面点列間にポリゴンを生成する幾何学的な方法の開発と,非正方格子点にも適用可能な物理シミュレーション的アプローチによるレベルセット法の有効性についての検討を行った. (4)点集合ベースレンダリング技術の開発として,正方格子点集合,非正方格子点集合の両方に適用可能な,GPUを活用した直接的な高速レンダリング技術の開発を行った.今年度は,雲状物体の表現に向くボリュームレンダリングタイプの手法開発を行った.なお,本技術開発は,汎用的な要素技術として適用可能な高速バケットソート法と球面マッピング法の開発を含む. (5)複雑な形状モデルを表すポリゴンモデルに対する技術開発として,樹木のポリゴンモデルを例にとり,階層的なポリゴンプリミティブによるハイブリッドLOD(Level Of Detail)技術の開発と,統一的なLOD技術を適用可能とするための層化デプス画像化技術の開発について基礎的な検討を行った.
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Research Products
(1 results)