2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16300022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
田中 二郎 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20251043)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志築 文太郎 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (20323280)
三浦 元喜 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助手 (00334053)
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Keywords | ユビキタス環境 / トランスコーディング / 大画面ディスプレイ / 情報提示技術 / ミドルウェア / 携帯情報端末 / ピアツーピア / 情報操作技術 |
Research Abstract |
ユビキタス環境において、人間と情報との接点に求められる情報提示技術および情報操作技術の研究開発を行った。研究内容としては、まず、同一のコンテンツから動的に適切な表示・操作形態に変換するトランスコーディング技術に関する要素技術の研究を行なった。平成16年度は、トランスコーディング技術を、ユーザインタフェース生成モジュール、連携モジュール、通信モジュールの3つに分けて検討を行った。これによって、「種々の状況に適した情報提示・操作」を行えるようにし、かつそれぞれの画面が得意とする部分を担当させる「提示情報間の連携」を実現することをめざした。 [ユーザインタフェース生成モジュール] 記述言語、およびプロファイル言語の記述を読み込み、種々の画面に適した形態でコンテンツを表示・操作するためのユーザインタフェースモジュールの枠組みについて検討した。 [連携モジュール] 各機器の間での連携を支援する機能を連携モジュールとして提供することをめざし、連携モジュールの検討をおこなった。連携モジュールは通信モジュールによって規定された共通のインタフェースを介して情報をやりとりする。入出力デバイスを備えた画面群が、連携を行う「場」に参加する他の画面群との間で相互協調を行う機構について検討した。 [通信モジュール] 通信を担当する通信モジュールの検討をおこなった。従来のトランスコーディング技術は、サーバ・クライアント構成によって行われていた。しかし、遍在的かつ流動的な環境においては、トランスコーディングを行うサーバを環境に固定的に配置しておく構成は親和性が低い。そのため、利用者周囲において利用可能な計算機資源と入出力デバイスとの間での通信基盤としてピアツーピア型ネットワークについて検討を行った。
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Research Products
(12 results)