2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16300022
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
田中 二郎 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 教授 (20251043)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志築 文太郎 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 講師 (20323280)
三浦 元喜 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助手 (00334053)
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Keywords | ユビキタス環境 / 大画面ディスプレイ / 情報提示技術 / 携帯情報端末 / 情報操作技術 / アウェアネス |
Research Abstract |
ユビキタス環境における情報提示技術および情報操作技術の研究開発として「遍在する情報機器によって生み出される情報の操作手法の研究」、および「空間的かつ時間的に分散したユーザ間のコミュニケーション支援の研究」を行なった。これによって、「種々の状況に適した情報提示・操作」を行えるようにし、かつそれぞれの画面が得意とする部分を担当させる「提示情報間の連携」を実現することをめざした。 「遍在する情報機器によって生み出される情報の操作手法の研究」としては、特に大画面インタフェースに着目し、大画面を手元の携帯電話やPDAなどで操作するための枠組みの研究を行った。また、ハンドジェスチャを用いた公共大画面向けインタフェースHands-Inの研究を進めた。ハンドジェスチャを大画面前におかれたカメラで撮影し画像解析を行うことによって大画面の基本的な操作を可能とした。特にフローメニューに基づく日本語入力システムPopieを大画面用に改良し、ハンドジェスチャによる日本語入力を可能とした。 また「レーザポインタを利用した大画面ポインティングインタフェース」の研究を行った。レーザポインタを用いて大画面を操作する場合、従来のクリックに相当する操作がしづらいという問題がある。そこで従来のクリックに対応する操作としてクロス操作、および囲い込み操作に基づき新たなインタフェース体系を提案し、その実装および評価を行った。 「空間的かつ時間的に分散したユーザ間のコミュニケーション支援の研究」としては、分散した環境においてアウェアネスをどう提供するかという点に着目し、プライバシを考慮しつつユーザの状況や状態を推定して提示するグループウェア型のスケジューリングソフトの研究を行った。
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Research Products
(15 results)