2005 Fiscal Year Annual Research Report
仮想アシスタントを用いた対話的映像コンテンツの自動取得と利用
Project/Area Number |
16300023
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中村 裕一 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (40227947)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇津呂 武仁 京都大学, 情報学研究科, 講師 (90263433)
葛岡 英明 筑波大学, システム情報工学研究科, 助教授 (10241796)
黒橋 禎夫 東京大学, 情報理工学系研究科, 助教授 (50263108)
尾関 基行 京都大学, 学術情報メディアセンター, 研究員 (10402744)
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Keywords | マルチメディア / 映像メディア / 対話メディア / 映像処理 / 自然言語処理 / コミュニケーション / 自動撮影 / 自動編集 |
Research Abstract |
17年度の計画としてあげた下記(1)〜(4)の項目につき各々以下のような研究を進め,概ね良好な結果を得た. (1)仮想アシスタントを含めた人物行動の撮影環境 当面の課題として机上作業を想定し,手やその形状,把持物体などを精度良く検出し,その変化を捉えるための画像計測システムを試作した.物体と手領域が複雑に重なりあっている場合でも分離や体積の見積りが可能なことを確認し,それによる物体認識,手の動作やそれによる人間の振る舞い等の認識方法を検討し,一部分実装した。さらに,それよって撮影方法や撮影対象を変える機能について検討した. (2)仮想アシスタントのエージェント設計 市販ロボット(Sony AIBO)を用いて,3次元的な身体性を使う機能(例えば,指さしや覗き込み等)を種々実装した.試作システムでは,無線ネットワークを用いて動作パラメータを実時間で与えたり,変更することが可能であるが,この動作パラメータを人間が自分のジェスチャを使って設定する機能を加えた. (3)自然言語と身体性による対話機能の設計 仮想アシスタントの対話的な機能が実際に動作することを確かめた.試作システムを用いて,ロボット動作の遅れ時間や各々の動作の速さなどのパラメータとインタラクションにおけるその効果を調査した.その結果,適切なパラメータの範囲があること,その範囲内で概ね所期の効果を得られることを確認した.また,CGによる2次元的なエージェントを実装し,2次元的なエージェントとの比較を通じて,その共通性や差違を確認している.さらに,エージェント動作と高次の認知との関係の調査を始めた. (4)背景知識の処理による,質問・発話項目のプラニング 多くの類似の説明を比較することにより,質問すべきポイントや注目すべきポイント等を洗い出す手法について検討を始めた.
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Research Products
(6 results)