2005 Fiscal Year Annual Research Report
伝統産業技術の継承と発展のための新しいマルチメディアアーカイブ技法の研究
Project/Area Number |
16300029
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
黒川 隆夫 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (00029539)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 一成 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 助教授 (00127169)
佐藤 哲也 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (20252546)
小山 恵美 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (80346121)
芳田 哲也 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (00191601)
櫛 勝彦 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (30324726)
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Keywords | 伝統技能 / ディジタルアーカイブ / 匠の技 / 技能の伝統 |
Research Abstract |
高度技能者の持っている技術や素材と製品の諸特性を計測、分析し、伝統技術の本質である勘やコツが何であるかを解明するとともに、データと分析結果を統合してマルチメディアアーカイブを構築することを目的とした。 (1)伝統技術の計測と分析、コンテンツ制作に関して、本研究で対象とした伝統技術は京弓の制作、和包丁の刃研ぎ、そして京菓子のデザインであった。技術の計測、分析、インタビュー、さらに技術内容に応じた提示方法とコンテンツの仮制作を行った。京弓に関しては(a)制作時に用いられる言葉と動作の関係、(b)竹削り動作の計測と分析、組み物職人の技術については、(c)糸巻き動作の3次元分析、また包丁の刃研ぎに関するテーマとしては、(d)生体信号による刃研ぎ時の覚醒度や集中度の検討、(e)刃研ぎの3次元動作解析、(f)各種被験者の刃研ぎ動作、刃研ぎ結果との関係の分析などを行った。また、職人や弟子が技術習得時に行う動作、行動から得られる生体信号の計測、分析に関する基礎研究も行った。これらを総合して、技の数値による表現とその利用法について検討し、技の教授のためのコンピュータアニメーションを作成した。 (2)マルチメディアアーカイブに関するシステムおよび各種利用目的に適したインタフェースの開発に関しては、伝統技能の教授と習得、伝統技術情報の提示に必要となるアーカイブデータの構造化とこれに基づいて制作されたコンテンツをユーザとシステムの間で双方向コミュニケーションを通して有効利用するための各種インタフェースの開発を行った。具体的には(a)伝統技術に関するアーカイブデータを動的に構造化する技術の開発、(b)技能習得を支援するシステムの開発、(c)インタラクティブにデジタルアーカイブを鑑賞するシステムの開発などを行った。
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Research Products
(44 results)
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[Journal Article] Comparison of South Korean and Japanese sensibility about beauty of HIRAGANA2005
Author(s)
Park, O.-S., Nonaka, T., Nishiwaki, T., Maekawa, Z., Morimoto, K1, Kurokawa, T.
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Journal Title
Korean J.Science of Emotion and Sensibility 8・1
Pages: 9-15
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