2005 Fiscal Year Annual Research Report
超高精細でフォトリアリスティックなテクスチャを有する3Dモデル生成の研究
Project/Area Number |
16300031
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Research Institution | KEIO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
小檜山 賢二 慶應義塾大学, 大学院・政策・メディア研究科, 教授 (00306888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 定康 慶應義塾大学, DMC機構, 教授 (70372927)
佐藤 宏介 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (90187188)
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Keywords | IBM&R(Image Based Modeling & Rendering) / 3次元画像計測 / 照明問題 |
Research Abstract |
IBM&R(Image Based Modeling & Rendering)においては、実画像を用いてコンピュータモデルを作成する。このため、フォトリアリスティックなテクスチャ付きモデルの生成が期待されている。IBM&Rでは実画像を基盤とすることから、データ取得時での照明条件に最終結果が大きく左右される。例えば、複数の角度から測定したモデル合成時における各テクスチャ間の境界での不連続性の発生、自然光に近い照明状態の再現、構造色など照明条件により色彩の変化が大きなオブジェクトに対応するための照明、撮影対象と照明の位置的な同期など、照明に関する様々な課題が存在する。そこで本研究では、IBM&Rピュータモデル作成における照明問題の解決に焦点を当てると共に、これまで実現例のない10センチメートル以下の比較的小型のオブジェクトを対象とした照明装置および撮影装置の設計・開発を行う。 本研究の目的を達成するために、より小型のオブジェクトに対応するための装置の改造、およびプロジェクターから照射された映像を、光ファイバーを用いて撮影対象へと照射する照明装置の開発を行った。従来、無数の光源を配置し各光源の点灯を制御することで任意照明条件を生成する照明装置が開発されていたが、照明光の色合いを調整するには光源を取り替えるか、光源一つ一つにフィルターを装着させる必要があり、色合いの微調整などを行うことは困難であった。本年度開発した試作機では、900本の光ファイバーを用いて、平面に配置された光ファイバーの断面からプロジェクターの像を入射、ドーム状に配置された照射部より照射することが可能である。 本研究成果によって、より柔軟な照明環境をリアルタイム、かつインタラクティブに生成することが可能となった。
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Research Products
(2 results)