2005 Fiscal Year Annual Research Report
絵画学習初心者のためのデッサン学習支援システムの構築
Project/Area Number |
16300069
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
曽我 真人 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (60252839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉本 富士市 和歌山大学, システム工学部, 教授 (60043410)
瀧 寛和 和歌山大学, システム工学部, 教授 (10304180)
松田 憲幸 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (40294128)
高木 佐恵子 和歌山大学, システム工学部, 助手 (60332772)
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Keywords | デッサン / 絵画 / 学習支援 / アドバイス / 教育支援 |
Research Abstract |
デッサン描画は、スキル行為のひとつに位置づけられる。筆者らは、スキル行為一般に共通する特徴として、外界とのインタラクションに注目し、認識、行動、認識と行動の対応付け、生成された成果物の4つの観点でスキル行為を整理する方法論を示した。そして、スキルの学習支援システムを構築するためには、この4点を診断する必要があることを示し、デッサン学習支援をそれに基づいて論じた。これらの詳細は、人工知能学会誌Vol.20 No.5"スキルの学習支援と学習支援環境"にて発表した。 この4点のうち、成果物の診断としては、平成17年度は、モチーフをリンゴとし、絵画教室において、絵画教師がどのような診断を行い、どのような誤りに対して、どのようなアドバイスを提供しているかを分析した。そして、リンゴのデッサン画を自動診断し、アドバイスを提供するデッサン学習支援システムのプロトタイプを構築した。これは、画像電子学会第224会研究会において発表した。 これと並行して、前述の4点のうち、行動の診断としては、学習者の腕の関節3箇所に磁気センサを取りつけ、その位置をリアルタイムに計測し、デッサン時の腕の動かし方を診断するシステムを開発した。また、タブレットを用い、学習者のペン先の位置をリアルタイムで計測し、ペンの位置に応じて、そこに描くべきモチーフに関するアドバイスを提示するシステムを構築した。この内容は、国際会議Int.Conf.of Oomputers in Education 2005(ICCE2005)において、"Real Time Advice System for Sketch Learning"として発表した。さらに、前述の4点のうち、認識を診断するシステムを構築するために、アイカメラを用いて、デッサン時の学習者の視線の動きを分析した。この成果は、人工知能学会「先進的学習科学と工学」研究会で発表した。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Tutoring System for Basic Sketching2005
Author(s)
Takagi, S., Matsuda, N., Soga, M., Taki, H., Yoshimoto, F.
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Journal Title
Conference CD-ROM of The 3rd international Conference on Computer Graphics and Interactive Techniques in Australasia and Southeast Asia (GRAPHITE2005)
Pages: Poster Session No.19
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