2004 Fiscal Year Annual Research Report
細径ペンシル型生体顕微鏡開発と心筋虚血再灌流時冠微小循環障害発症メカニズムの解明
Project/Area Number |
16300164
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kawasaki Medical School |
Principal Investigator |
矢田 豊隆 川崎医科大学, 医学部, 講師 (00210279)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桂 昌司 川崎医科大学, 医学部, 講師 (80204452)
大熊 誠太郎 川崎医科大学, 医学部, 教授 (30152086)
仲本 博 川崎医科大学, 医学部, 助手 (10299183)
後藤 真己 川崎医療短期大学, 臨床工学科, 教授 (50148699)
小笠原 康夫 川崎医科大学, 医学部, 助教授 (10152365)
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Keywords | ペンシル型CCD生体顕微鏡 / 毛細血管 / in vivo / 腸間膜動脈 |
Research Abstract |
ペンシル型高品位CCD生体顕微鏡の試作と動物における心筋内冠微小循環観察システムの確立 (1)ペンシル型CCD生体顕微鏡の試作、測定精度の評価1)光学系:倍率600倍、空間分解能0.5m,焦点深度50mで、安定した計測が可能であった。 (2)ペンシル型CCD生体顕微鏡のin vivo実験への応用および安全性の評価in vivo実験への応用:イヌ心臓の拍動下心外膜側微小血管(毛細血管径約5m)の計測を行った。毛細血管の観察は、冠動脈前下行枝の灌流領域である左室自由壁で行った。心拍動に伴う観察領域の心筋壁の動きを最小にするため、中央に直径5mmの穴が空いた厚さ3mmのアクリル板をアロンアルファで心筋表面に軽く接触させ冠毛細血管の観察を行った。実験終了後、記録した毛細血管像は、コンピュータに取り込み画像編集ソフトNIH imageを用いて解析した。血管径の計測は、対象血管像が垂直になるように画像を回転し、水平方向のdensity profileを求めた。その結果、毛細血管のネットワークは、複雑な網目状の構造を示し、Y型、T型、H型、ヘアピン型などの吻合が観察された。血液の流れ方向は互いに平行する順行性灌流と逆行性灌流が混在し、その時相はほとんど拡張期優位の流れパターンを示した。また、静脈の中には、生姜状の物が認められ、毛細管からその静脈へ流入する様子が観察された。マウス腸間膜動脈(径50m以下)の血管観察を行ったが血行動態に影響なく観察が可能であった。長時間(2〜3時間)の血管径および心筋を観察したが、使用前後で組織損傷がないことを確認した。
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Research Products
(4 results)