2004 Fiscal Year Annual Research Report
子育て家族システムの特徴と育児支援相談プログラムの開発
Project/Area Number |
16300229
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
田村 毅 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10242231)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉持 清美 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30313282)
岩立 京子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40185426)
福元 真由美 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (00334459)
岸田 泰子 島根大学, 医学部, 助教授 (60294237)
及川 裕子 埼玉県立大学短期大学部, 専攻科助産学専攻, 講師 (90289934)
木村 恭子 共立女子短期大学, 看護学科, 講師 (10320798)
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Keywords | 子育て / 家族 / サポート / 育児支援 / 親役割 / 児童虐待 / トロント / 子育て支援センター |
Research Abstract |
(1)子育て家族システムの特徴の解析 家族のライフサイクル上、結婚した夫婦が、子どもを産み、育てる中で、家族システムは大きく変化する。それらは、(a)親の成長(必要な親としての特性を獲得するプロセス)、(b)夫婦関係の変化(二人の関係から、子どもを含む3人以上の関係にシフトするなかで、夫婦の親密性は希釈されるのか、あるいはより確固なものになるのか。夫婦間の関係性や葛藤状況は変化するのか)、(c)子どもの発達への影響(親の子育て態度や両親の関係性が、どのように子どもの発達に影響するのか)などである。これらを目的とした調査を子育て中の両親(父親と母親のペア・マッチング)に対して行った。 (2)育児支援相談プログラムの開発 育児支援は、従来から行われてきた公的保育や医療保健機関に加え、最近では地域の行政が恒常的および一時保育、ファミリーサポート事業、子育て相談、親子のふれあい事業など、さまざまな育児支援プログラムが盛んになりつつある。育児中の親たちは、どのような問題に直面しているのか、また、保育者や育児支援者たちは、家族に対する支援の難しさをどう認識しているか、質問紙調査などにより、包括的、かつ数量的に把握する。 育児支援者を対象とし、外部専門家を招いた講演を行った。 子育て中の親(第一次支援者)のためのグループ・ミーティングを行った。 アメリカ・カナダ地区における地域子育て支援活動のモデル地区としてバンクーバー、トロント、ポートランドを視察し、その具体的な活動について見学、資料収集、及び研究者との交流を行う。地域の子育て支援センター、医療・福祉サービスセンターなどの見学、子育て事業の専門家に対するヒアリングなどを行った。
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Research Products
(3 results)