2007 Fiscal Year Annual Research Report
世界戦略的ロボット手術研究教育拠点作成のための教育モデルの確立
Project/Area Number |
16300272
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
川中 博文 Kyushu University, 大学病院, 助教 (10363334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋爪 誠 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90198664)
田上 和夫 九州大学, 大学病院, 准教授 (40294920)
家入 里志 九州大学, 大学病院, 助教 (00363359)
前田 貴司 九州大学, 大学院・医学研究院, 客員准教授 (00284513)
小西 晃造 九州大学, 大学院・医学研究院, 寄附講座教員 (90380641)
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Keywords | ロボット手術 / 手術トレーニング / 技術認定制度 / 遠隔指導 |
Research Abstract |
1.MRI対応小型ロボットの開発 汎用性の高い小型軽量化した小型手術用マニピュレータ装置と、リアルタイムに生体情報を取得できる手術場環境システム(MRI撮像下のナビゲーションシステム)、小型手術用ロポット対応手術台装置の開発を行い、前臨床試験を行った。この研究成果により2007年の日本ロボット大賞特別賞を受賞した。 2.トレーニングボックス環境において内視鏡外科手術の基本技術を正確に反映する評価方法を確立 視野制限下における訓練において、スピードは向上しないもののエラーの減少に伴う手術手技の精確性の向上が得られた。 3.アジア地域におけるロボット手術の普及および遠隔指導システムの構築 遠隔ロボット手術映像品質については、低遅延CODECによる遠隔治療可能性検証。超広帯域網(JGN II)で接続された国内拠点間で、低遅延対応MPEG2CODECとステレオ視対応H.264CODECについて遠隔手術ロボットを用いて有効性等を検証し、基礎データを得た。その結果3Mbps H.264CODECを使用し、遠隔指導が可能であることが確認された。テレメンタリング時でのマーカー表示機能については、その具備が所望された。実験項目2医療映像の蓄積・同期再生システムの検証。蓄積・同期再生システムでば、H.264リアルタイムCODECより高品質なH.264蓄積系CODECを使用した。このシステムを使用することで、ロポット手術に習熟していない外国人医師に対して指導を行いながらの遠隔手術が可能であることを確認した(平成20年3月10日日本-タイ間遠隔実験)。
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Research Products
(5 results)