Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
全 炳徳 長崎大学, 教育学部, 助教授 (10264201)
森田 裕介 長崎大学, 教育学部, 助教授 (20314891)
上薗 恒太郎 長崎大学, 教育学部, 教授 (10161217)
柳生 大輔 長崎大学, 情報メディア基盤センター, 助手 (10325681)
黒田 英夫 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 教授 (90215111)
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Research Abstract |
本研究課題で得た成果は,次の通りである. 1.遠隔国際交流を促進させるための,教材の効果的な多言語表示法開発とWeb-GIS教材の開発. 教材の効果的な多言語表示法として,平成16年度の成果を論文投稿するとともに,絵カードを用いた非言語対話環境の検討を行った.これは,200×200ピクセルの絵カードに動作やその対象,表情等をイラストで描画し,それを用いて非言語による対話を行うシステム構築に着手した.また,日本語と韓国語間で,単語単位での翻訳を可能にする,チャットシステムの開発にも着手した. 2.伝送画像品質の教育的評価 今年度実施した日韓での実証遠隔授業(2005年9月実施)について,前回(2004年2月実施)のシステムを改善した成果として,高精細な動画伝送を実現した.すなわち,釜山大→九州産業大での受信映像はPQRで1.7,長崎大→九州産業大での受信映像はPQRで1.6を示した.また,画像に関する主観評価としては,4段階評価で3.0(前回は2.7)の結果を得た. 3.実証実験 DV動画を利用した実証遠隔授業として,2005年9月に長崎大学と釜山大学,そして九州産業大学を接続した日韓遠隔授業を実践した.この実践は,前回(2004年2月実施)と同じ内容であったが,被験者を日韓の大学生を用い,前回同様国際性の変容を調査した.その結果,中学生同様,大学生でも遠隔授業により国際性が変容することが分かった.なお,前回の実証実験については,学会に論文投稿し,掲載された. HDTV動画の利用については,Visual Literacyに焦点を当て,日韓の大学生でDV動画との比較実験を行うべく,準備中である.次年度に,その実験を実施予定である.
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