2004 Fiscal Year Annual Research Report
高等教育における障害者の学習支援の組織化とSCSの高度利用の研究
Project/Area Number |
16300282
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
廣瀬 洋子 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (80208884)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 広幸 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (70351731)
|
Keywords | 多様な学生への支援 / 障害者支援 / SCS / 字幕教材 / EUの大学教育 / ウエブアクセシビリティ |
Research Abstract |
[平成16年度] 1)SCSワークショップの実施と評価:NIME・SCS利用研修「高等教育に学ぶ障害者への配慮と学習支援」において3回のワークショップを開催。(1)平成16年6月24日「広島大学における障害学生支援」、(2)平成16年10月21日「大学とウエッブサイト:活用とアクセシビリティ」、(3)平成17年2月17日「同時同期字幕付き映像コンテンツ作成システムと障害学生支援の現状と課題」。http://www.nime.ac.jp/~fdfl/hnd/2/scscontents2.htm。 2)字幕等を組み合わせたコンテンツ制作と評価:上記(3)において、SCSにおいて字幕配信を可能にしながら同時同期字幕付き映像コンテンツ作成システムを、PC要約筆記により対面授業での情報保障を実現しつつ、字幕として取り込み、字幕付き授業アーカイブとして製作し、評価した。 3)内外の高等教育機関の障害者支援とボランティア講座の実態調査:予定していた米国調査を変更し、EUの「高等教育における障害者支援の国際会議:2004.7月オーストリア、インスブルック大学」に参加し、EU各国の専門家にインタビュー調査した。EU支援による17地域の高等教育の障害者支援サービス情報データベース「HEAG database : The Higher Education Accessibility Guide」www.european-agency.org/heag/を邦訳し、日本語版ウエッブサイトにしてhttp://www.nime.ac.jp/%7Edisable/database.htmに掲載し、関連論文を発表した。アジアのIT先進国韓国のIT機関と大学を訪問調査した。 4)国内の高等教育のウエッブ等の情報アクセシビリティ調査:本年度は2回の研究会(内1回は公開)を開催。大学におけるコミュニケーションの基本的な問題について議論し、情報分野アクセシビリティに関して議論を深めた。2005年2月末に全国の大学等機関1224校に対してウェッブアクセシビリティに関するアンケート調査を実施した。
|
Research Products
(7 results)