2004 Fiscal Year Annual Research Report
コンホメーション変化センシング抗体法による環境化学物質の核内受容体リスク評価法
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16310044
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Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Research Institution | Kyushu University |
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Principal Investigator |
下東 康幸 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (00211293)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野勢 健 九州大学, 大学院・理学研究院, 助教授 (10301334)
下東 美樹 福岡大学, 理学部, 助手 (60078590)
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| Keywords | 環境ホルモン / 内分泌かく乱物質 / 核内受容体 / コンホメーション変化 / センシング抗体 / 受容体結合試験 / ホルモン活性 |
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| Research Abstract |
副腎皮質ホルモン・グルココルチコイドは、末梢T細胞系において免疫抑制に重要である。一方、核内受容体の1種・グルココルチコイド受容体(GR)はほとんどすべての細胞に発現しており、その機能も多岐に及んでいる。こうしたなか、環境化学物質のGRへの影響が危惧され、特に、T細胞に対するアポトーシス誘導が懸念されている。そこで、本研究では、まず、このGRを含めた核内受容体について以下の実験を実施し、それぞれの成果が得られた。
(1)グルココルチコイド受容体のコンホメーション変化センシング抗体を得るために、ファージ抗体ファイブラリーをスクリーニングし、単一のモノクローン抗体3種を得た。さらに、コンホメーション変化センシングアッセイの確立のため、ポリクローナル抗体及びモノクローナル抗体を作製した。
(2)グルココルチコイド受容体の対する結合試験等の実施のため、リガンド結合ドメインの発現プラスミドを構築し、タンパク質を発現し、結合試験を実施した。しかし、HSP90の共存が必須なことが判明したため、これを含めた新規な発現系を再構築中である。
(3)核内受容体の全種についてコンホメーション変化センシング抗体のエピトープ解析をコンピュータ解析で実施した。その結果、α-ヘリックス12を中心とするペプチド断片に集約されることが判明した。
(4)リガンド既知の核内受容体であるプロゲステロン受容体、甲状腺ホルモン等に対するコンホメーション変化センシング抗体の作製を実施した。さらには、リガンド未知のエストロゲン関連受容体3種に対するセンシング抗体を作製に成就した。
(5)プロゲステロン受容体などアッセイに必要な核内受容体のcDNAクローニングを実施し、タンパク質としてのセンシングアッセイに必要な量を発現することに成就した。
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Research Products
(4 results)
