2005 Fiscal Year Annual Research Report
危機管理対応策としての社会基盤システムの頑健性評価とその改善に関する基礎研究
Project/Area Number |
16310110
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Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (30134323)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹羽 富士雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (70091915)
森地 茂 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (40016473)
諸星 穂積 政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (10272387)
伏見 正則 南山大学, 理数情報学研究科, 教授 (70008639)
杉野 隆 国士舘大学, 情報科学センター, 教授 (40319025)
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Keywords | 鉄道事故 / ライフラインシステム / 頑健性 / 経路数え上げ / 軌道保守計画システム / 最適化モデル / 食料自給率 / 分散型電源 |
Research Abstract |
(1)わが国における過去20年間の鉄道事故を事業者、形態、原因という3つの観点から実証データをもとに統計的解析を行った。鉄道事故の推移を確率現象として捉えた上で、それらの形態を説明する数理モデルを提示し、特に踏切事故削減対策の効果分析を行った。 (2)ネットワーク構造を有するライフラインシステムの頑健性の定量的評価のための基礎理論の構築と手法の開発を行った。その現実のシステムへの応用として、マニラ市(フィリピン共和国)における道路交通網、東京都における水道供給網を対象としたネットワークの連結強度解析を経路数え上げ法を適用して実施した。 (3)都市交通・輸送、公共施設配置などの分野に対するOR手法の適用可能性に関する基礎研究として、わが国の主要な公共輸送システムとしての鉄道システムの軌道保守計画システムの構築、消防署等の公共施設最適配置のための数理計画最適化モデルの構築と検証、さらにはシステムモデル解の実用化を試みた。 (4)わが国の危機管理対応策の一環として、食料安全保障問題を取り上げ、食料自給率向上のための最適戦略を求め、その効果分析を行うための最適化モデル構築を目的として、モデルの概念設計、データ収集を行った。 (5)わが国における電力自由化問題を取り上げ、それに伴って増加が予想される各種分散型電源の望ましい普及形態を探る数理計画最適化モデルを構築し、供給者、需要家、そしてグローバルな観点という相互に異なる評価基準を有する主体にとって望ましい分散型電源の普及形態がどのようなものかを探った。 (6)国内外における公共政策評価の理論と実際を整理するために、評価の現状、概要、事例紹介、経緯分析等からなる著書の編著を行った。
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Research Products
(3 results)