2004 Fiscal Year Annual Research Report
人類学・歴史学・思想研究の共同によるスーフィズム・聖者信仰複合の構造研究
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16310165
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Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Research Institution | Sophia University |
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Principal Investigator |
赤堀 雅幸 上智大学, 外国語学部, 助教授 (20270530)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
私市 正年 上智大学, 外国語学部, 教授 (80177807)
寺田 勇文 上智大学, 外国語学部, 教授 (20150550)
後藤 明 東洋大学, 文学部, 教授 (50079224)
三沢 伸生 東洋大学, 社会学部, 助教授 (80328640)
東長 靖 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教授 (70217462)
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| Keywords | イスラーム / 神秘主義 / 聖者信仰 / タサウウフ / タリーカ / スーフィズム / サイイド / シャリーフ |
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| Research Abstract |
スーフィズム・聖者信仰複合を、スーフィズム(その思想的側面)、タリーカ(スーフィズムの社会的側面)、聖者信仰の三つの側面に分けて検討する本研究は、今年度下記の研究実績を上げた。
1.6月に上智大学、9月に京都大学を会場としてそれぞれ半日の研究会を開催し、12月に上智大学軽井沢セミナーハウスにおいて合宿形式による2日間の研究会を開催して、3回を実施した。非アラブ世界における研究の報告を含め、新たな研究協力者の発表を受けて議論を深め、さらなる研究の進展が見られた。
2.年度末に予定した赤堀雅幸のエジプト派遣は下記の研究活動6により実施には至らなかったが、三沢伸生については予定通り8月にトルコに派遣した。
3.設備備品として、Index Islamicus on CD-ROM第5版に代わり、第6版を発売後直ちに購入し研究の用に役立てた。同時に、同設備備品が安価に購入できたことから、研究会の記録および今後の調査に供するべく、一眼レフデジタルカメラの購入を行った。
4.東京大学出版会より、本研究の成果として研究代表者・分担者他を執筆者とする13本の論考からなる論集『イスラームの神秘主義と聖者信仰』を刊行した。
5.上智大学アジア文化研究所発行の『上智アジア学』誌上において、本研究の成果を英文によって問う特集を組み、8本の論文を所収した。
6.第19回国際宗教学宗教史学会議世界大会(2005年3月24日〜30日)において、部会02O"A Perspective for Peace and Coexistence"に積極的に関わり、赤堀がディスカッサント、東長が部会の組織を担当した。
7.その他、メーリングリストi-saintの運用は順調であるが、研究会のホームページ立ち上げについては、若干予定より遅れており、平成17年度に持ち越した。英文論集の刊行については継続して作業を進めている。
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