2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16320022
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
藤田 治彦 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 教授 (00173435)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚田 耕一 杉野服飾大学, 服飾学部, 教授 (00171968)
鶴岡 真弓 立命館大学, 文学部, 教授 (80245000)
池田 祐子 京都国立近代美術館, 主任学芸員 (50270492)
川端 康雄 日本女子大学, 文学部, 教授 (80214683)
永田 靖 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80269969)
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Keywords | 近代工芸 / アーツ・アンド・クラフツ運動 / 民芸運動 / 近代デザイン / ウィリアム・モリス / 柳宗悦 |
Research Abstract |
本年度は、昨年度に引き続き、各分担者が分担研究を行った。平成17年7月には、永田靖が資料収集および国際会議出席のために海外出張を行った。 平成17年7月26日と27日の2日間、倉敷公民館を会場に、第5回アーツ・アンド・クラフツ運動史国際会議を開催した。藤田治彦が「芸術と福祉」、鶴岡真弓が「ケルティック・リヴァイヴァルとアーツ・アンド・クラフツ・ムーヴメント:神話的装飾と大英帝国のホーム・インダストリーのイメージとしてのアイルランドとスコットランド」、竹中均が「柳宗悦を韓国近代陶芸史の中に置いてみる」と題して、研究発表を行った。分担者以外では、研究協力者による発表「1900年前後の英国におけるアーツ・アンド・クラフツ運動」(ターニャ・ハロッド)、「民藝と茶道」(熊倉功夫)、「美の国とその実現の夢」(長田謙一)、「柳宗悦と朝鮮民画に対する再検討」(リ・ビョンナム)、「台湾におけるアーツ・アンド・クラフツ」(パトリシア・リン)があり、本科研の研究分担者その他との意見交換が行われた。 この国際会議の内容を、日英2ヶ国語による「芸術と福祉」国際会議論集(Kurashiki 2005"Art and Welfare" International Conferences Proceedings)として刊行した。また、この国際会議の前後に、藤田治彦、川端康雄、鶴岡真弓、井口壽乃が研究と国際学会における研究発表のために海外出張を行った。 倉敷における国際会議終了後は、各自分担研究に復帰し、最終年度となる、平成18年度の総括のための研究を継続している。12月には、台湾(台北)において開催された生活工芸国際セミナーに藤田が招かれ、各種講演を行った。研究代表者の個人研究の成果のみならず「近代工芸における総合的国際比較研究」の成果を海外で公表する最初の機会となった。
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Research Products
(7 results)