2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16320022
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
藤田 治彦 大阪大学, コミュニケーションデザインセンター, 教授 (00173435)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 靖 大阪大学, 大学院文学研究科, 教授 (80269969)
塚田 耕一 杉野服飾大学, 服飾学部, 教授 (00171968)
池田 祐子 (独)京都国立近代美術館, 主任学芸員 (50270492)
川端 康雄 日本女子大学, 文学部, 教授 (80214683)
鶴岡 真弓 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (80245000)
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Keywords | 近代工芸 / アーツ・アンド・クラフツ運動 / 民芸運動 / 近代デザイン / ウィリアム・モリス / 柳宗悦 |
Research Abstract |
本年度は、昨年度に引き続き、各分担者が分担研究を行い、最終年度の研究総括を行った。 平成18年6月10日、大阪大学中之島センターにて、「ドイツの近代工芸運動」ミニ・シンポジウムを行い、研究分担者・その他による発表と意見交換が行われた。 平成18年8月には、本科研の研究分担者数名が、ヘルシンキとタリンで開催された第5回デザイン史・デザイン学国際会議に参加し、発表および各種意見交換を行った。平成18年9月には、藤田治彦、竹中均が科研関連調査およびロンドンにおける「民藝」ワークショップ参加のために海外出張を行った。 平成18年10月には、韓国・公州において、第6回アーツ・アンド・クラフツ運動史国際会議を開催した。藤田治彦が「アーツ・アンド・クラフツと東アジア-「農民美術」と「民芸」との比較を通じて」と題する研究発表を行った。分担者以外では、「北欧のアーツ・アンド・クラフツ運動」(ペッカ・コルヴェンマー)、「ホワイトチャペルと労働者の芸術教育-イースト・エンド発の芸術の誕生」(横山千晶)、「台湾の工芸と文化政策」(鄭夙恩)等の発表が行われた。この国際会議の内容を、日韓英3カ国語による『公州006「芸術と福祉」国際会議論集』として刊行した。 19年1月には塚田耕一、2月には末永航が関連調査のために海外出張を行った。 19年3月には、大阪国際会議場「グランキューブ大阪」において、国際フォーラム「工芸運動と芸術の近代」を開催した。研究分担者では、藤田治彦、天貝義教、井口壽乃、塚田耕一、末永航、川端康雄、竹中均が発表を行った。分担者以外では、「美術はアートではなくクラフトは工芸ではない」(ニコル・クーリッジ・ルーマニエール)等の発表が行われたほか、これまでの本基盤研究の成果が総括された。 また、3月下旬に研究分担者・研究協力者による、研究報告書を刊行した。
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Research Products
(7 results)