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2004 Fiscal Year Annual Research Report

電子映像と電子テクストによる英米圏文化の映画と文学に関する包括的比較研究

Research Project

Project/Area Number 16320035
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

平石 貴樹  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (10133323)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 和久  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (10108102)
大橋 洋一  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (20126014)
柴田 元幸  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (90170901)
Keywordsイギリス文学 / アメリカ文学 / 映画 / 比較文化 / 映像研究 / 文化戦略 / アダプテーション / 文化研究
Research Abstract

初年度は各分担者が、各分担領域(アメリカ南部文学、アメリカ現代文学、イギリス小説、シェイクスピアなどをコアとして、最終的には英米圏文学全体へと拡張する)において基礎資料となる映画化作品を確認し、これをもとに資料収集につとめた。ビデオしかない作品も、極力DVD化して、比較研究の基盤となる基礎資料作成をおこなった。ただ当初予想していていたよりも作品数が多いことが判明。基礎資料づくりに時間を要した。電子映像化作業と平行して、解析方法の検討と、現在英米圏の文学・文化・映画研究において、重要性をましているアダプテーション理論について検討し、その基本を吸収し、その限界と可能性とを検討した。その結果、解析方法と基盤となる理論については、研究の補助となり研究の動因ともなる使用法を考察できた。また、分担者相互で意見交換をしたところ、資料の膨大さを前に整理法の構築の必要性が確認された。またさらに、独自性と包括性をもつ解析なり分析方法の確立の必要性も確認され、それぞれ次年度への準備段階に入った。また情報公開と意見公開の場としてのインターネット・サイトの立ち上げは、今年度はできなかったが、次年度における実現のための整備を行なった。各研究分担者は、現在はまだ各分担者が独自に個別研究を行なっている段階で、相互の調整は行なっていない。この種の研究では研究者が、映画化作品の価値を、原作の文学作品よりも低くみがちであるが、時代と社会における映画化作品の文化効果と文化戦略の観点を常に年頭におき、文学と映画との、単なる比較ではない包括的な視点での研究の必要性を確認、その方向での研究続行の意志と研究目的とを、研究者が相互に確認した。なお外部研究者・外国研究者との意見交換の必要性が痛感されたので、次年度における意見交換のための基礎作業を完了した。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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