2007 Fiscal Year Annual Research Report
フィールドワークに適した遠隔操作音声収録・分析装置の開発研究
Project/Area Number |
16320052
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
壇辻 正剛 Kyoto University, 学術情報メディアセンター, 教授 (10188469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪田 康 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (50362421)
平岡 斉士 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (80456772)
河上 志貴子 京都大学, 国際交流センター, 准教授 (00362418)
河崎 靖 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (40186086)
大木 充 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (60129947)
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Keywords | 音声分析 / 音声収録 / 音声データベース / 応用言語学 |
Research Abstract |
本研究では海外でのフィールドワークや国内での方言調査等に適した、野外調査にも携帯可能な小型で軽量かつネットワーク対応型の遠隔操作音声収録・分析装置の開発の基礎的研究を目的として研究を推進した。そのために、音声学・音韻論の知見と音声情報処理・画像情報処理などの技術を統合して研究代表者と研究分担者が協力して、研究の進展をはかった。コンピュータによる音声分析や音声認識等の音声情報処理技術を応用して、フィールドワークに威力を発揮すると共に研究室との連携が可能な音声分析支援システムの開発を目指した。特に、以下のような研究の推進に重点を置くと共に研究の成果が得られた。先ず言語音の韻律情報、特にピッチパターンの提示を工夫して、聴覚印象を視認化する方法を工夫・改善した。声調言語のトーン分析等に応用して研究を発展させた。視覚的にもピッチの変化を視認が容易で、声調の比較に効果を発揮するように工夫を重ねた。また、音声分析で得られた知見を応用して、音韻論的分析に適用する研究も進めた。フィールドワークでの利用を念頭において、システムの頑健化・安定化を図る研究を推進した。研究成果の評価を試みたところ、音声収録や音声分析を利用して、外国語教育を含む応用言語学的研究への適用を薦められたので、外国語教育の現場でもフィールドワーク的に、外国語学習者を利用者として実験的に投入し、外国語音声の習得に適するように工夫を重ねた。その結果、声調の習得や気息音の習得に高い効果が得られた。これらの研究成果を論文形式に取りまとめると共に、国際会議や全国大会等で研究発表を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] 日本人学習者に対するICTを利用したウイグル語CALL教材2007
Author(s)
Mariya Abliz, Yasushi Tsubota, Naoshi Hiraoka, Masaaki Shimizu, Akiyoshi Kida, Masatake Dantsuji.
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Journal Title
Second International Symposium on Information and Language Processing, The "21 Projects" of Xinjiang University&Computer Softtware Laboratory, Kyoto University, Urumqi, China.
Pages: 115-125
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