2004 Fiscal Year Annual Research Report
国際的視点から見た日本語・朝鮮語における漢分訓読に関する実証的研究
Project/Area Number |
16320058
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
小助川 貞次 富山大学, 人文学部, 教授 (20201486)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 幸夫 富山大学, 人文学部, 教授 (70093458)
|
Keywords | 漢文訓読 / 日本語訓点資料 / 朝鮮語訓点資料 / 敦煌加点資料 / 漢字文化圏 / 口訣資料 / 国際研究者交流 / 韓国 |
Research Abstract |
1.日本国内に現存する漢籍訓点資料について韓国口訣研究者との共同調査 基礎資料の作成を終えている国内現存の漢籍訓点資料について、より客観的な資料とするために、平成17年2月に京都国立博物館所蔵の漢籍訓点資料を対象に、韓国口訣研究者4名を招聘し共同調査を行った。 2.韓国口訣研究者との研究打合せ 日本語と朝鮮語の漢文訓読についての研究情報を共有するために、この分野の研究で先駆的な研究活動をしている北海道大学において平成16年9月に開催された国際学術会議「日本学・敦煌学・漢文訓読の新展開」に韓国口訣研究者6名を招聘し研究打合せを行った。 3.韓国国内に現存する朝鮮語訓点資料について韓国口訣研究者との共同調査 (1)朝鮮本に対する包括的な観点から漢籍の位置づけを明らかにするために、朝鮮本関係図書を購入した。 (2)平成16年5月に韓国誠庵古書博物館において韓国口訣研究者の協力を得ながら、朝鮮語訓点資料について原本調査を行った。 4.調査した資料の整理・入力 アルバイトを雇い、調査した資料の整理・入力を行なった。
|