2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16320071
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
高橋 秀夫 千葉大学, 言語教育センター, 教授 (30226873)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土肥 充 千葉大学, 言語教育センター, 准教授 (00323428)
竹蓋 幸生 文京学院大学, 外国語学部, 教授 (40009030)
竹蓋 順子 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00352740)
水光 雅則 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (20091192)
鈴木 英夫 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90109215)
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Keywords | 英語教育 / CALL / 教育効果 / オーサリングシステム / TOElC / 英語聴解力 / 学習者のレベル / 学習者の興味 |
Research Abstract |
本研究の目的は昨年度の研究で開発したWeb対応初中級英語CALL教材,American Daily Lifeを実際の英語授業で半期間使用し,教材の難易度・興味レベルの推定,および教育効果の測定を行うとともに,同時に開発されたCALLソフトウェア開発支援システムを使用して新規教材を1種開発することにより,その実用性を評価することであった. American Daily Lifeの教材難易度・興味レベル測定の結果,同教材は「これまでに開発済みの初級教材より難しい」「中級教材より易しい」「初中級教材と難易度は同じ」と評価された.また興味レベルについても学習者の評価の高かった既開発教材New York Liveとほぼ同程度と判断され,学習者の興味,難易度レベルに適合したCALL教材の開発という目的は達成されたと判断した. American Daily Lifeの教育効果については半期30回の授業前後に行ったTOElCの得点を比較する形で行った.その結果,American Daily Lifeを含め2種のCALL教材を使用した学習者の得点上昇は56点で,我々がこれまでに開発したCALL教材の教育効果と同じ結果が観察され,教育効果を損なうことなく教材開発が完了したと結論した. CALLソフトウェア開発支援システムの実用性は,新規に中級教材People at Workを開発し,その開発期間,コストを従来のソフトウェア開発と比較する形で評価した.研究の結果,従来のCALL教材開発と比較し,1/10以下の期間,コストでソフトウェア開発が可能であること,海外素材収録費等,CALL教材開発に関わるすべてのコストを含めても,従来の1/3のコストでCALL教材1タイトルを作成することが可能になることが判明し,CALLソフトウェア開発支援システムが高い実用性を有するものであると結論した.
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Research Products
(5 results)