2004 Fiscal Year Annual Research Report
早期英語教育の指導者養成及び研修の実態と将来像に関する総合的研究
Project/Area Number |
16320075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kanda University of International Studies |
Principal Investigator |
小林 美代子 神田外語大学, 大学院・言語科学研究科・助教授, 研究員 (00364927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 信子 神田外語大学, 大学院・言語科学研究科・言語科学研究センター, 教授,センター長 (20208490)
堀場 裕紀江 神田外語大学, 大学院・言語科学研究科・言語科学研究センター, 教授,研究員 (40316831)
田中 真紀子 神田外語大学, 言語科学研究センター, 助教授,副所長 (40236633)
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Keywords | 早期英語教育 / 指導者養成・研修 / 指導者の実態調査 / 英語運用能力 / カリキュラム開発 / 小学校英語 / 言語能力評価 / 指導者資格認定 |
Research Abstract |
研究プロジェクト初年度にあたる平成16年度は、早期英語指導者養成・研究に伴う諸問題を総合的に分析し、指導者養成・研修のためのカリキュラムを研究開発するための研究基盤構築の年とした。研究の焦点を、(1)公立小学校、私立小学校及びそれ以外の教育機関において早期英語教育に従事する指導者の実態調査、(2)現行の早期英語教育指導者養成・研修プログラムの実態調査、及び(3)早期英語教育指導者に望まれる資質についての理論的な枠組みの構築とし、次年度以降に開始する養成・研修カリキュラム開発の枠組み作りの方向性を確立することを目的とした。 上記3項目のうち、(1)に関しては、当初の計画ほど広範な情報収集活動は実施できなかったが、実態調査の前準備として、これまで既に他で実施された実態調査の検索、学会等への参加による資料収集等の活動を行い、現在の日本の小学校英語活動及び指導者養成・研修の現状と諸問題を実践と理論の面から考察した。(2)に関しては、資料の検索・学会への参加等により、内外の養成コースや研修講座について情報を収集、分析・検討し、指導者養成・研修プログラムについての示唆を検討した。(3)「理論的な枠組みの構築」に関しては、文献の収集・購読、研究論文抄録の翻訳等の作業を行った。また、これらと平行して、公立小学校における英語教育導入の是非論を検証し、そうした論点と、養成プログラムの内容、指導者に求められる資質・期待、との関連を考察した。 平均して月に2回程度、定期的に会合を開催し、活動の進展状況を確認し、次の活動計画を立てる作業を行った。平成17年1月には、Ali Van Moere氏を招き、言語評価及び統計手法についてのワークショップを、翌2月には、バトラー後藤裕子氏を招いてコロキアム「東アジアの視点から小学校英語を考える」を開催した。平成17年3月末には、平成16年度の研究活動実績に基づき、報告書をまとめた。
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Research Products
(14 results)