2005 Fiscal Year Annual Research Report
早期英語教育の指導者養成及び研修の実態と将来像に関する総合的研究
Project/Area Number |
16320075
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Research Institution | Kanda University of International Studies |
Principal Investigator |
小林 美代子 神田外語大学, 言語科学研究科, 助教授 (00364927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 信子 神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (20208490)
原岡 笙子 神田外語大学, 英米語学科, 教授 (30129887)
堀場 裕紀江 神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (40316831)
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Keywords | 早期英語教育 / 指導者養成・研修 / 指導者の実態調査 / 英語運用能力 / カリキュラム開発 / 小学校英語 / 言語能力評価 |
Research Abstract |
研究プロジェクト2年目にあたる平成17年度は、前年度の研究活動を引継ぎ、早期英語指導者養成・研修に伴う諸問題を総合的に分析し、指導者養成・研修のためのカリキュラム開発に向けての活動を継続した。当初の研究計画のうち、今年度は特に(1)早期英語教育に従事する指導者の実態調査と(2)現行の早期英語教育指導者養成・研修プログラムの実態調査を実施した。(1)に関して、民間の教育出版機関の協力を得て、児童英語教師172名を対象にアンケート調査を実施し、民間の早期英語教育指導者たちの実態と研修に対する意識を探った。次年度は公立小学校教員へのアンケートを実施する予定で、現在、調査協力校の選定・依頼、及び質問項目の編集作業を進めている。(2)に関しては、昨年度に引き続き、資料の検索・学会等への参加により、内外の養成コースや研修講座について情報を収集・分析した。今年度、特に新しい研究対象として取り組んだことは、教科書及び教師用指導書によって担われる指導者研修機能(Cummingsworth and Kusel,1991)という観点に着目し、早期英語教材コースブックの教師用指導書イントロダクションの記述を分析することによって、早期英語教育指導者に望まれる専門的知識基盤を探ったことである。 平成17年5月には、バトラー後藤裕子氏とStan Pederson氏を招いてコロキアム「誰が教える?小学校英語指導者に求められる資質と研修」を開催し、多くの参加者と共に、早期英語教育指導者に望まれる資質について考えた。同9月には、Cambridge ESOL、British Councilの後援を得て、英国Warwick大学よりShelagh Rixon氏を招き、「子どもにやさしい英語教育をめざして」という題のもと、単なるお遊びに終わらない良質の英語教育について多くの示唆を得た。平成18年1月には、Paul Joyce氏とChris Milligan Sippel氏を招き、語彙指導についてのワークショップを開催した。3月末には、平成17年度の研究活動内容を中心とする報告書を編纂した。〔768語〕
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Research Products
(14 results)