2006 Fiscal Year Annual Research Report
早期英語教育の指導者養成及び研修の実態と将来像に関する総合的研究
Project/Area Number |
16320075
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Research Institution | Graduate School of Language Sciences, Kanda University of International Studies |
Principal Investigator |
小林 美代子 神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (00364927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 信子 神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (20208490)
堀場 裕紀江 神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (40316831)
原岡 笙子 神田外語大学, 英米語学科, 教授 (30129887)
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Keywords | 早期英語教育 / 指導者養成・研修 / 指導者の実態調査 / 英語運用能力 / カリキュラム開発 / 小学校英語 / 言語能力評価 / 指導者資格認定 |
Research Abstract |
研究プロジェクト最終年度にあたる平成18年度は、前2ヵ年の研究活動を基盤として、早期英語指導者養成・研修に伴う諸問題を総合的に分析し、指導者養成・研修のためのカリキュラム枠組み開発に向けての活動を継続した。 当初の研究計画のうち、今年度は特に、前年度の民間児童英語教室指導者を対象とする意識調査に続き、千葉県総合教育センター及び千葉県成田市内の小学校等の協力を得て、合計236名の公立小学校教員を対象に、アンケート調査を実施し、公立小学校における早期英語教育指導者たちの実態と研修に対する要望を探った。また、前年度の民間児童英語教室指導者を対象とした意識調査の結果について、平成18年11月、全国外国語教育学会(北九州市)において、口頭発表した。さらに、前年度の早期英語コースブック指導書の記述分析調査の結果を踏まえて、国際的に広く流通している早期英語教育の手引書6冊の内容項目を俯瞰分析することにより、早期英語指導者に求められる最小限の専門的知識・技能基盤の確立を図ると共に、研修者のニーズに即した研修プログラムの枠組み作成のための勘案を行った。学会・研究会等への参加による資料収集活動も引き続き行い、現在の日本の小学校英語活動及び指導者養成・研修の現状と諸問題を考察し、研修プログラムについての示唆を検討した。 平成19年2月には、British Councilの後援を得て、第4回早期英語教育コロキアムを開催した。講師として、英国Warwick大学元外国語センター長Bob Powell博士と香港大学のOra Kwo博士を招き、英国の初等教育における外国語教育が抱える諸問題と展望及び香港における教師教育の実践について、参加者と共に考える機会を提供し、多くの示唆を得た。3月末には、平成18年度の研究活動内容を中心とし、研究プロジェクトの総括となる報告書を編纂した。(781字)
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Research Products
(11 results)