2004 Fiscal Year Annual Research Report
「東アジア共通法」の模索の為の比較法文化論的研究--「法曹法」的法形成を焦点に
Project/Area Number |
16330002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
今井 弘道 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00093188)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 敬夫 札幌学院大学, 法学部, 教授 (50047908)
安田 信之 名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 教授 (00242884)
岡 克彦 長崎県立大学, 経済学部, 助教授 (90281774)
國分 典子 愛知県立大学, 文学部, 教授 (40259312)
鈴木 賢 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80226505)
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Keywords | 東アジア / 法哲学 / グローバリズム / 歴史認識 / EU / 東アジア共通法 / 家族と女性 / 知的財産権 |
Research Abstract |
今年度は、日・中・韓・台湾の法哲学者その他関連領域の研究者が参集する<第五回東アジア法哲学シンポジウム>2004年9月19日、20日、札幌コンベンションセンター、大会統一テーマ:「グローバリズムの中の東アジアの選択と法学の課題-歴史認識の共有と新たな連帯へ向けて--」の開催に総力を結集した(研究者の参加は、日48名、中32名、韓10名、台12名、研究者以外の参加約30名)。形式的な主催者/共催者名は別として、実質的には、本プロジェクトが13年前に発足して以来積み重ねてきた研究上、人脈上の成果が示されたものである。詳細な内容については本大会HPに譲る--http://www.juris.hokudai.ac.jp/east-asia/--。 各セッションのテーマは、第1セッション:グローバリズムの中の東アジアの現況と将来の展望、第2セッション:東アジアの19-20世紀の回顧と展望、第3セッション:東アジア地域の発展とEUとの比較、第4セッション:東アジアにおける統一市場の形成と新たな法形成の萌芽、第5セッション:東アジア共通法問題と東アジア法文化の過去・現在・未来、第6セッション:東アジアにおける家族と女性、第7セッション:東アジアにおける知的財産権をめぐる基本問題。 次大会は2006年に台湾大学で行われるが、この大会の成功によって、東アジア法哲学のネットワークは揺るぎないものになった。問題意識も共有された。研究者の相互信頼も再確認された。この大会を下支えする研究会の組織と大会の積み重ねの中で、次の課題が明らかになってきた。大学院教育の東アジア的共同化の方向を考えることである。研究者養成と実務家の再教育と並行しての共同研究こそが、今後われわれが目指すべき目標となってきたのである。
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Research Products
(33 results)
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[Book] 放送大学教材『経済法』2004
Author(s)
厚谷 襄兒
Total Pages
364
Publisher
放送大学教育振興会(日本放送出版協会)
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より