2006 Fiscal Year Annual Research Report
法科大学院の教育と学生の法意識展開に関する調査研究
Project/Area Number |
16330019
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
加藤 雅信 名古屋大学, 大学院法学研究科, 教授 (70009819)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 清 南山大学, 法学部, 教授 (80159277)
太田 勝造 東京大学, 大学院法学政治学研究科, 教授 (40152136)
河合 幹雄 桐蔭横浜大学, 法学部, 教授 (40257423)
野口 裕之 名古屋大学, 大学院教育発達科学研究科, 教授 (60114815)
藤本 亮 静岡大学, 大学院法務研究科, 教授 (80300474)
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Keywords | 法意織 / 職業意織 / ロースクール / 遵法意織 / 正義感覚 |
Research Abstract |
研究計画の第三年度にあたる2006年度は、下記のように研究を進行させた。 まず、来年度の研究計画とりまとめの準備作業として、春学期後半から秋学期前半にかけて前年と同じく北海道大学、東京大学、静岡大学、名古屋大学、南山大学、同志社大学の6大学からパネルデータを収集した。データ収集後年度未までに、単年度データのクリーニングを行った上で、2004年度から3年度分のデータのマッチングを実施した。このマッチングによって、院生の職業意織と法意織の年次を追っての変化を探ることが可能となる。無記名アンケートであるので、限られたマッチング用情報変数からのマッチングであり複数の変数の組合せをいろいろと試行しながら行った。その結果、2004と2005のマッチングは182ケース、2005と2006のマッチングは295ケース、2004と2006のマッチングは68ケース、2004から2006までの三年通じてのマッチング成功は53ケースとなった。以上のマッチング作業後、ただちに分析を開始している。分析結果については2007年7月に国際学会での報告を予定している。 次に、国内外の研究成果の発表について述べることにしたい。国内については、われわれ研究会メンバー全点が参加した2005年の日本私法学会第69回大会で行ったシンポジウム「契約観・訴訟観・法意織の国際比較」の内容を、私法68号(日本私法学会・2006年刊)に発表した。また、国外については、研究代表者の加藤が、2007年2月23日に韓国・延世大学校にて開催された「韓国比較私法学会・第51回学術大会において、この研究内容の骨子について報告を行った。
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Research Products
(16 results)