2004 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア経済・通貨統合の研究:最適通貨圏理論の歴史・実証分析への応用と拡張
Project/Area Number |
16330059
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
上川 孝夫 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 教授 (70185982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷部 勇一 国立大学法人横浜国立大学, 経済学部, 教授 (70172905)
植村 博恭 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 教授 (70184976)
佐藤 清隆 国立大学法人横浜国立大学, 経済学部, 助教授 (30311319)
PARSONS Craig 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 助教授 (10334616)
井出 英策 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 助教授 (80337188)
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Keywords | 経済統合 / 最適通貨圏 / 通貨同盟 / FTA / 為替レート / 東アジア |
Research Abstract |
本研究は、東アジアにおける経済・通貨統合の実現可能性に関する歴史的・実証的研究を行うことを目的としており、平成16年度は3年間の研究プロジェクトの初年度として、次のような研究活動を行った。 まず、定例の研究会を開催し、外部の研究協力者も招いて研究の途中成果の報告と討論を重ねた。特に本学部の客員教授として来学したZhang教授(シンガポール国立大学)とSohn教授(韓国対外経済政策研究院:KIEP)の両名が海外研究協力者として積極的に研究プロジェクトに参加し、それぞれ研究論文を執筆した。その成果は本学部のWorking Paperとして公表されている。 研究会の開催と共に、実証研究のためのデータ収集も積極的に行った。特にアジア研究では実証分析のためのデータ収集・整備が不可欠であり、香港、シンガポールなどに出張して分析に必要な資料を購入した。 平成17年2月には、3年間の研究プロジェクトの中間報告会として、KIEPと共同で国際ワークショップを開催した。国内外の研究協力者を同ワークショップに招いて、研究論文の発表と討論を行った。平成17年度中にKIEPと共同の国際コンファレンスを開催することを企画しており、16年度の国際ワークショップはその準備会という位置づけであったが、完成度の高い論文が多数発表され、初年度でありながらも一定の研究成果を上げることができた。(国際ワークショップについては次のURLを参照:http://www.econ.ynu.ac.jp/CITShomepage/index.htm)。
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