2005 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア経済・通貨統合の研究:最適通貨圏理論の歴史・実証分析への応用と拡張
Project/Area Number |
16330059
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
上川 孝夫 横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 教授 (70185982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷部 勇一 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (70172905)
植村 博恭 横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 教授 (70184976)
佐藤 清隆 横浜国立大学, 経済学部, 助教授 (30311319)
CRAIG Parsons 横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 助教授 (10334616)
井出 英策 横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 助教授 (80337188)
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Keywords | 経済統合 / 最適通貨圏 / 通貨同盟 / FTA / 為替レート / 東アジア |
Research Abstract |
本研究は、東アジアにおける経済・通貨統合の実現可能性に関する歴史的・実証的研究を行うことを目的としており、平成17年度は3年間の研究プロジェクトの2年目として、研究成果を積極的に発表する活動を行った。 第一に、海外のコンファレンスに出席し、研究論文を発表した。(1)Western Economic Association Internationalの第80回大会(2005年7月4〜8日、サンフランシスコ)で特別セッション、The Empirics of East Asian Integrationを開催し、3本の論文を発表した。(2)15th International Input-Output Conference(2005年6月26日〜7月1日、北京)に出席し、1本の論文を発表した。(3)2005 International Congress on Modelling and Simulation(MODSIM05)(2005年12月12日〜15日、メルボルン)に出席し、2本の論文を発表した。 第二に、横浜で国際コンファレンスを開催した。同コンファレンスは韓国対外経済政策研究院(KIEP)との共催で、国内外から31名の研究者が参加して開催された。東アジア経済・通貨統合に関する最先端の研究論文が発表され、極めて有意義な研究集会となった。同コンファレンスでの発表論文は、横浜国立大学経済学部附属貿易文献資料センターのWorking Paperとして公表されている(次のURLを参照:http://www.econ.ynu.ac.jp/CITShomepage/kehkyu.html)。 最後に、横浜で開催された国際コンファレンスでの発表論文のうちの優れたものは、国際的に一流の査読付学術誌であるThe World EconomyのSpecial Issueに掲載されて刊行されることが決定している。平成18年度は、コンファレンス発表論文の査読が行われ、その結果受理された論文がThe World Economyに掲載される予定である。早ければ、平成18年度末頃までにSpecial Issueが刊行される予定である。
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