2004 Fiscal Year Annual Research Report
不確実性下における企業リスク情報の開示と保証に関する実証的国際比較研究
Project/Area Number |
16330086
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
内藤 文雄 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (80188862)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊豫田 隆俊 甲南大学, 経営学部, 教授 (60184834)
山崎 秀彦 専修大学, 経営学部, 教授 (10182487)
永見 尊 作新学院大学, 経営学部, 助教授 (60275774)
林 隆敏 関西学院大学, 商学部, 助教授 (50268512)
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Keywords | 企業リスク情報 / 保証業務 / ゴーイング・コンサーン開示 / 持続可能性報告書 |
Research Abstract |
本研究では、わが国の金融制度のインフラストラクチャーを構成する、証券市場の透明性を担保するための証券取引法にもとづく企業内容開示制度において、企業活動を取り巻く経済環境が不確実性を増す中、企業リスク情報の開示のあり方ならびに当該情報の信頼性の確保のための保証の仕組みを明らかにすることを目的とする。 本年度は、本研究が予定する四つの目標のうち、目標(1)の理論研究・先行研究のレビューによるリスク開示とアシュアランスのフレームワークの構築について研究を進めた。 本年度は、従来の研究成果の整理と次年度以降の実証的国際比較研究の準備期間として位置づけ、本研究課題の目的が有効かつ効率的に達成できるように理論的なつめを行った。 具体的には、研究代表者および研究分担者によるこれまでの研究成果にもとづき、企業リスク情報の開示と保証(監査)に関する論点を抽出し、当該論点整理にもとづき日米欧6カ国の先行研究について網羅的にレビューを行い、企業リスク情報の開示について、企業リスク情報の定義、情報内容、情報特性などを明確にし、次年度(平成17年度)における具体的な調査ポイントを定めた。なお、企業リスク情報の開示には、ゴーイング・コンサーン問題に関する開示や持続可能性報告書による環境リスク開示も含み、広範な観点から研究を行うこととした。 また、企業リスク情報の信頼性の保証(アシュアランス)について、企業リスク情報の保証の定義、保証内容、および保証水準に関する論点を整理し、保証業務の概念的枠組みとその成立要件に関する一般的な理論的基礎を明らかにした。 さらに、次年度の研究調査に向けて、ドイツ連邦共和国マールブルク大学日本研究センターの協力を得て、質問票調査または面談調査を行う準備作業を行った。
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Research Products
(3 results)