2007 Fiscal Year Annual Research Report
20世紀後半の東アジアの都市大衆文化における「アメリカ」の受容と反発
Project/Area Number |
16330097
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉見 俊哉 The University of Tokyo, 大学院・情報学環, 教授 (40201040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
姜 尚中 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (10204794)
水越 伸 東京大学, 大学院・情報学環, 准教授 (60219623)
北田 暁大 東京大学, 大学院・情報学環, 准教授 (10313066)
毛利 嘉孝 東京藝術大学, 大学院・音楽研究科, 准教授 (70304821)
岩渕 功一 早稲田大学, 国際教養学術院, 助教授 (10327728)
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Keywords | メディア / 大衆文化 / アメリカ的価値 / 日米関係 / 米軍基地 / 消費文化 / 映画 / 民間情報教育局(CIE) |
Research Abstract |
これまでの資料整備と基礎研究の成果を踏まえ、戦後東アジアにおける「アメリカ」の存在、その文化的影響や人々の間での親米・反米意識の歴史について総括的な調査研究を進めた。特に、第二次大戦中から戦後にかけての東アジアにおける「アメリカ」の表象について比較と調査・分析を進め、これまでの研究でまだ十分に取得できていない資料やデータを補い、全体的な取りまとめを進めた。都市における米軍基地の影響や消費文化、視覚文化、音楽文化についての質的な調査分析を進め、それをより広い「親米」「反米」の社会的な意識の中に位置付けた。そのような研究作業の中間的なまとめとして、研究代表者は岩波書店から『親米と反米:戦後日本の政治的無意識』を出版した。このような作業と並び、アメリカ合衆国の民間情報教育局(Civil Information and Education Section=CIE)が日本で推進した民主化促進プログラムと、その一環として作成された教育映画(通称:CIE映画)のデジタルアーカイブを構築した。このアーカイブについては、すでに英語版も作成している。他方、冷戦期アジア太平洋地域における文化外交に関する情報交換・研究交流のためシンポジウム「冷戦期アジア太平洋における文化外交」を開催(2007年12月8日(土)、東京大学大学院総合文化研究科および愛媛大学と共催)した。そこでは、アメリカ合衆国の対外文化政策を中心的テーマとし、アジア太平洋の各地域における現地の反応も射程範囲に含め、これまでの研究蓄積の共有を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Book] 親米と反米2007
Author(s)
吉見俊哉
Total Pages
240
Publisher
岩波書店
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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