2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16330102
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Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
久保田 滋 Otsuma Women's University, 人間関係学部, 准教授 (20294663)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 美登里 大妻女子大学, 人間関係学部, 准教授 (10406845)
樋口 直人 徳島大学, 総合科学部, 准教授 (00314831)
矢部 拓也 徳島大学, 総合科学部, 准教授 (20363129)
松谷 満 徳島大学, 全学共通教育センター, 講師 (30398028)
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Keywords | 地方政治 / 政治社会学 / 投票行動 / 改革派知事 / 社会変動 / 地方選挙 / 社会意識 / 社会的ミリュー |
Research Abstract |
本年度は、大きく分けて以下の4つの作業を行った。これらはすべて申請書に記載した研究目的を順調に達成していることを示すものであり、特にまとまった成果である(4)は「民主主義の再編」に関する緻密な実証研究として高く評価されうるものと考えている。 (1)2007年5月に、東京都知事選挙に関するサーベイ調査を実施した。これは2005年調査に引き続き2回目の東京調査であり、東京都の有権者4800名に対して調査票を郵送し、有効回収率は34.65%であった。これについては、都知事選の暫定的な分析を行ったうえで茨城大学の紀要に発表している。 (2)2006年に行ったサーベイ調査を質的に補うべく、2007年7,月から12,月にかけて、滋賀県政に関して約40件の聞き取り調査を行った。これは、嘉田県政を生み出した支持者や各種政党・県議、団体を対象としたものであり、現段階での嘉田県政の評価や嘉田氏が当選した経緯について聞き取りし、そのデータの一部は投票行動を分析した論文でも使用している。 (3)2005年に行ったサーベイ調査を続けて分析し、来年度に研究書として刊行するべく残された章の部分について日本社会学会で学会報告を行った。これについては、すでに全体の構成と執筆者も決定し、執筆を始めている。 (4)2004年度から行った徳島調査のまとめとして、それぞれが担当部分を執筆した。2008年2月に『再帰的近代の政治社会学』というタイトルで刊行した。
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Research Products
(17 results)