2005 Fiscal Year Annual Research Report
環日本海地域における観光ソフト・インフラの基盤整備に関する研究
Project/Area Number |
16330106
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
梁 春香 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (20278047)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 宏茂 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (20073653)
松園 俊志 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (50073656)
古屋 秀樹 東洋大学, 国際地域学部, 助教授 (80252013)
飯嶋 好彦 東洋大学, 国際地域学部, 助教授 (40320791)
小浪 博英 東京女学館大学, 国際教養学部, 教授 (10291965)
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Keywords | 環日本海地域 / 観光ソフト・インフラ / 観光発展 / ソフト・インフラの整備 |
Research Abstract |
平成17年度の主な研究成果は次のとおりです。 (その1) 韓国、ロシア、モンゴルでのアンケート調査を実施しました。調査対象数は490件、回収した有効なサンプル数は370件です。 調査票の集計作業は終了しましたので、次はデータ分析作業に入ります。 (その2) 昨年の中国での調査結果について、分析を行いました。その成果の一部は国際観光学会で発表し、環日本経済研究所のERINAレポートという専門雑誌に公開しました。そのうち、研究代表者の梁の論文は「中国・東北三省の国際観光の現状と課題」という標題で東北三省の観光整備の現状および調査質問表の問題1について、データ分析の結果をまとめました。とくにソフト観光整備の必要が調査の結果明らかになりました。研究分担者の飯嶋の論文は「中国国有ホテル改革とその課題」とし、中国国有の経営形態と所有における改革の実態、ホテル統合とその課題を指摘しました。研究分担者古屋による韓国現地報告書では、韓国の観光への取り組み、特に韓国観光行政の取り組み経過についてまとめました。韓国観光公社が果たす役割、財源の保持、顧客対応などの観光のソフト基盤整備の現状を把握しました。モンゴル現地調査報告書ではモンゴル観光実態と行政の取り組み、特に情報提供のサイド整備について考察を行いました。 (その3) モンゴル、韓国で観光関係者、観光専門家、大学研究者との観光基盤整備に関するワークショップを開催しました。 これらの研究活動と、研究成果は今後研究の最終年度につなげるよう、また研究成果を拡大できるベースを作ったと言えましょう。
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Research Products
(5 results)