2006 Fiscal Year Annual Research Report
介護支援専門員のチームワーク活用能力及びネットワーキング能力の評価に関する研究
Project/Area Number |
16330119
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Research Institution | Japan Lutheran College |
Principal Investigator |
石川 久展 ルーテル学院大学, 総合人間学部, 教授 (80222967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 克尚 関西学院大学, 社会学部・社会福祉学科, 助教授 (90289330)
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Keywords | チームワーク / ネットワーク / 介護支援専門員 / 高齢者 / 在宅介護支援センター |
Research Abstract |
本研究では、初年度である平成16年度において、介護支援専門員のチームワークやネットワークの現状、それらの活用の実態、活用するために必要な能力を明らかにするために、フォーカスグループインタビュー法を用いた調査を、全国7カ所で42人の介護支援専門員を対象にして行い、そのデータを入力し、データベース化した。2年目の平成17年度は、それらのデータについて詳細に分析し、介護支援専門員のネットワークやチームワークに必要な能力、技術、資質などの概念やキーワードの抽出を行った。また、それと共に、全米老年学会において、このフォーカスグループインタビューの結果をもとに、チームワークの活用に関する研究の学会発表を行った。 その後、初年度のフォーカスグループインタビューの調査結果をもとに、共同研究者とディスカッションを重ね、チームワーク及びネットワークの活用能力に関する多くの調査項目を作成し、量的調査のための調査票を作成した。そして、平成18年2月に全国の社会福祉法人系、医療法人系及び市町村の在宅介護支援センター(約1750カ所)に従事する介護支援専門員を対象として、郵送によるアンケート調査を実施した。その結果、1020人の介護支援専門員からの回答があったが、有効回答数は、999であった。現在、データ分析を行い、学会発表での口頭発表や学術雑誌への原著論文の投稿の準備を行っているところである。 最終年度は、2年間の質的調査及び量的調査の結果を踏まえ、チームワークやネットワークの評価についてディスカッションを行った。その結果、チームワークやネットワークを教育する福祉・保健・医療関連の教員や現場の介護支援専門員に対するチームワーク及びネットワークのワークショップを計画し、昨年12月にアメリカからルース・キャンベル氏を招いて、ワークショップを実施した。
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