2006 Fiscal Year Annual Research Report
被災者への実際的かつ組識的心理支援体制の構築に関する研究
Project/Area Number |
16330134
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
前田 潤 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (90332478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 和樹 日本赤十字秋田短期大学, 助教授 (50289766)
佐藤 由佳利 北海道教育大学, 教育実践総合センター, 助教授 (70333656)
青柳 宏 文化女子大学, 室蘭短期大学, 教授 (30352488)
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Keywords | 自然災害 / 心理的支援 / 心理的支援教育 / 災害救護 / 日本赤十字社 / 国際赤十字連盟 / 国際情報交換 / 多国籍 |
Research Abstract |
本年度は本研究のまとめの年であり、研究成果の発表及び公表に主に努めた。 1.第28回日本心理臨床学会において、昨年度の自主シンポジウムから大会企画シンポジウム「災害・事件に於ける心理的支援体制」を提案した。これに際して、アメリカ国内で国際活動の第一人者としてアメリカ心理学会から賞を得られたGerard.A.Jacobs教授を始め、元衆議院議員で弁護士の泉房穂氏を招聘することが出来、本研究課題の主題を日本心理臨床学会として検討する場を得ることが出来た。 2.日本赤十字社こころのケア指導者養成研修、赤十字看護管理者研修、赤十字看護師に対する東北ブロック研修会、日本赤十字第1ブロック支部合同災害救護訓練、Training Course on Basic Health Care ERU、また福井県災害看護支援ナースリーダー研修会、室蘭市男女共生セミナー、北海道教育庁10年経験者研修、日本土木学会北海道支部主催シンポジウム、などに積極的に参加し講師や研修の講師などを務め、本研究成果に関連する内容の公表と検討に努めた。 3.平成18年度はスマトラ津波災害2年後に当たり、被災2年目の現状と現地の支援活動の実態について調査を行った。この調査により、被災者に対する中長期的な国際支援のあり方について検討を行い、今後の研究の方向性について指針の一つをまとめた。 4.災害時に於ける心理的支援教育の充実に向けたアクションメソッドの更なる導入を図るためにオーストラリアのサイコドラマの第一人者の研修への参加を行ない、研究交流を行った。
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Research Products
(6 results)